「ボーラスの工作員、テゼレット」デッキ 解説編
2011年3月5日 TCG全般先日に引き続き、アグロ型のテゼレットデッキのご紹介です!
■黒青アーティファクト、最後の1ピース
先日のリストを見て、ピンと来た方もあられるかも知れません。
このデッキの原型は、前環境で一部の人が研究を重ねたであろう、黒青のアーティファクトビートです。
基本的には聖句札の死者と苦痛鍛冶を展開し、粗石の魔導士が連れてくる0マナクリーチャーや1マナ装備品でバンプしながら殴り切る、というデッキでした。
苦痛鍛冶の爆発力はかなりのもので、1回のアタックで10点以上のライフを削ることも珍しくありませんでした。
このデッキの難点は、手札がすぐに尽きること。
軽量カードで固まった構成で、息切れに陥ることが多かったのです。
この弱点を緩和するために、闇の後見などのドロソがとられていたのですが、力不足な感は否めませんでした。
ただ、苦痛鍛冶のポテンシャルには目を見張るものがあり、どうにか改良出来ないものかと思っていました。
そこへ来てのテゼレット!
プラス能力で欲しいものが手に入る!
アーティファクトがダメージソースになる!
このデッキにこれほどハマったカードはありません。
黒青アーティファクトデッキの最後の1ピースとして、このカードはすぐに居場所を見つけた、かに思われました。
■30点デッキという問題
だが、このデッキにはすぐに問題点が浮上しました。
聖句札の死者も入れる。
テゼレットも入れる。
当然墨蛾5/5コンボも仕込む。
そうすると、苦痛鍛冶のバンプ先として感染クリーチャーは良いんじゃないか?ということに気がつきます。
そこで、優良感染クリーチャーとしてファイレクシアの十字軍も入れたくなってくるわけです。
苦痛鍛冶と合わせれば、先制接死が出来上がるので、これは悪くはない。
しかし、聖句札と併存させていると、半端な引きではライフ30点デッキになってしまう……。
そうこうしているうちに、最初のキーカードのひとつであった聖句札の死者が抜ける形になりました。
現状のレシピではファイレクシアの槽母を足し、感染メインで攻める構成にシフトしています。が、いかんせんテゼレットの最終奥義とは噛み合わないため、この選択が正解だったのかは分かりません。
■チャンプに対する脆さ
また、デッキ内に回避能力持ちがいないのも痛いところ。
浸透のレンズでそれを補う気でいますが、あくまで相手に選択権がある以上、信頼して動くことはできません。
うーむ、こうしてあげ連ねて行くと、このデッキが未完成なことがよく分かります。
ただ、装備品という、アドバンテージを失いにくいカードを入れているためか、継戦能力は意外に高い。現状をいじって、もっと一貫した構成にすれば、戦えるデッキになれる気はしています。
ただ、今の形も嫌いではありません。
結構魔改造が施されたこのデッキ、同じく魔改造を施されたテゼレットにとっては、おあつらえ向きじゃないでしょうか?
■黒青アーティファクト、最後の1ピース
先日のリストを見て、ピンと来た方もあられるかも知れません。
このデッキの原型は、前環境で一部の人が研究を重ねたであろう、黒青のアーティファクトビートです。
基本的には聖句札の死者と苦痛鍛冶を展開し、粗石の魔導士が連れてくる0マナクリーチャーや1マナ装備品でバンプしながら殴り切る、というデッキでした。
苦痛鍛冶の爆発力はかなりのもので、1回のアタックで10点以上のライフを削ることも珍しくありませんでした。
このデッキの難点は、手札がすぐに尽きること。
軽量カードで固まった構成で、息切れに陥ることが多かったのです。
この弱点を緩和するために、闇の後見などのドロソがとられていたのですが、力不足な感は否めませんでした。
ただ、苦痛鍛冶のポテンシャルには目を見張るものがあり、どうにか改良出来ないものかと思っていました。
そこへ来てのテゼレット!
プラス能力で欲しいものが手に入る!
アーティファクトがダメージソースになる!
このデッキにこれほどハマったカードはありません。
黒青アーティファクトデッキの最後の1ピースとして、このカードはすぐに居場所を見つけた、かに思われました。
■30点デッキという問題
だが、このデッキにはすぐに問題点が浮上しました。
聖句札の死者も入れる。
テゼレットも入れる。
当然墨蛾5/5コンボも仕込む。
そうすると、苦痛鍛冶のバンプ先として感染クリーチャーは良いんじゃないか?ということに気がつきます。
そこで、優良感染クリーチャーとしてファイレクシアの十字軍も入れたくなってくるわけです。
苦痛鍛冶と合わせれば、先制接死が出来上がるので、これは悪くはない。
しかし、聖句札と併存させていると、半端な引きではライフ30点デッキになってしまう……。
そうこうしているうちに、最初のキーカードのひとつであった聖句札の死者が抜ける形になりました。
現状のレシピではファイレクシアの槽母を足し、感染メインで攻める構成にシフトしています。が、いかんせんテゼレットの最終奥義とは噛み合わないため、この選択が正解だったのかは分かりません。
■チャンプに対する脆さ
また、デッキ内に回避能力持ちがいないのも痛いところ。
浸透のレンズでそれを補う気でいますが、あくまで相手に選択権がある以上、信頼して動くことはできません。
うーむ、こうしてあげ連ねて行くと、このデッキが未完成なことがよく分かります。
ただ、装備品という、アドバンテージを失いにくいカードを入れているためか、継戦能力は意外に高い。現状をいじって、もっと一貫した構成にすれば、戦えるデッキになれる気はしています。
ただ、今の形も嫌いではありません。
結構魔改造が施されたこのデッキ、同じく魔改造を施されたテゼレットにとっては、おあつらえ向きじゃないでしょうか?
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