「不退転の大天使」デッキ解説編

2011年4月18日 TCG全般

先日に引き続き「不退転の大天使」デッキの解説編をお送りします。

■無駄なアーティファクトを抑える
金属術を活かすための筋道は、大きく分けて２つある、と考えます。
●アーティファクトを積みまくる
ひとつは、「メムナイト」「羽ばたき飛行機械」の二種に代表される軽量クリーチャーの多数展開によって条件を達成する路線。
場に3個のアーティファクトを並べる、という条件はかなりタイトなものなので、普通に組めばこうした形でしか金属術は成功しないでしょう。

ただ、かようなアプローチでは手札が溶けるスピードが早く、息切れを起こしやすいという問題を抱えています。

●水増しカードを活用する
もうひとつのアプローチは、一枚で複数枚分の仕事のできるカードを入れて金属術を狙う方法です。
石鍛冶の神秘家や金属術持ちアーティファクト、先駆のゴーレムや主の呼び声、さらにパーマネントをアーティファクトにするアーティファクトなど、カードの枚数に頼らずに金属術を狙うことのできるカードは結構多いものです。
これらのカードを活かして、必要最低限のアーティファクトで金属術を達成できたとしたら？
ある程度ハンドを温存しながらゲームを進められるはずです。

とくに装備品などの置物は、クリーチャーよりも隙が少なく、金属術状態が崩れにくいという利点があります。
今回は、装備品で金属術を狙い、金属術と装備品の恩恵を受けられるカードで勝利することを目指します。

■装備品・金属術と相性の良いカードとは？
装備品と組ませるのならば、基本的には軽くて打点のあるクロッカーは相性が良いのではないでしょうか。序盤から一定ペースで刻み続けられれば、ゲームのイニシアチブを取れます。
ただ、こうした形の場合、良いタイミングで除去されてクロックが途切れる、という展開に陥りがち。
この弱点を補う上で、金属術を活用するわけです！

・不退転の大天使に銀皮の鎧をつけて金属術が達成されれば、対処されない5点クロック！
・刻まれた勇者に剣をつけて金属術を達成すればアンブロッカブル剣！
・オーリオックの刃工に剣をつけて金属術を達成すれば、1マナ軽い十字軍！

などなど。金属術によってナイスクロッカーに除去耐性を持たせることで、攻め手を安定させることを狙います！

■戦略
1.少数の装備品で金属術達成
2.少数のクロッカーで攻め続ける

■弱点
丁寧な除去

■「新たなるファイレクシア」に期待！
金属術デッキ、これまではまだ安定性にかける印象がありました。
カードの頭数が必要な能力なので、カードプールが出揃うまでは致し方のないこと。
しかし、「新たなるファイレクシア」の登場によって、その問題は解消されることでしょう！
今のうちに調整を始めておくと良いのでは？