先日に引き続き、「法務官の相談」デッキの解説編をお届けします。

■法務官の相談はどうやって使うべきか
法務官の相談 (5)(G)(G)(G)
ソーサリー
あなたの墓地にあるすべてのカードをあなたの手札に戻す。法務官の相談を追放する。ゲームの残りの間、あなたの手札の上限は無くなる。

ド派手なアドバンテージを取れるこのカード。効果自体は強力ですが、大きな問題が2点あります。

・緑トリプルシンボルの8マナと、とにかくコストが重い
・効果が間接的なもので、盤面に影響を及ぼさない

これらの問題が目立つため、使われることはほぼ無く、神話レアなのに50円で売っていたりします。
しかし!カードアドバンテージはマジックにおいて大変重要な要素であり、莫大なカードアドバンテージを稼ぎ出すこのカードが弱いはずはありません。
上記2点の問題を解消できれば、このカードは化けるのではないか?
そう思ってデッキを組みました。

■どのような形のデッキに合うか?
まず始めに、8マナという重さが気にならない構成にしなければなりません。
また、墓地が肥えていないことには打つ意味がないため、インスタントやソーサリーなどの呪文を多めに積む必要があります。
8マナを捻出できて墓地を肥やせるデッキ、と言うと、マナ加速呪文のたくさん入ったビッグマナという構成が当てはまるように思われます。
シンボルが濃いことも踏まえれば、緑をメインカラーにしたビッグマナ構成であれば、安定したキャストと確かな効果が狙えるでしょう。

■カードを拾うことで勝利を呼び込むには?
マナコストと効果を考えれば、マナ加速のたくさん入ったビッグマナに向いています。
しかし、普通の構成であれば、このカードが唱えられるようになった段階でさらにマナ加速をする意味は薄いと言えます。
終盤にマナ加速を打って得をするようなデッキでないと、せっかく拾ったカードも活かせません。
というわけで今回は上陸持ちのファッティで攻める構成にしました。
幸い、現環境には「堕ちたる者、オブ・ニクシリス」「ゼンディカーの報復者」という、ゲームを決める力を持った上陸ファッティたちがいます。
マナ加速でファッティを早期召還し、その後法務官の相談でマナブーストを回収すれば無駄がありません。
もしファッティが除去されて墓地に落ちても、この呪文さえ唱えれば回収できます。
安定した攻め手が期待できるでしょう。

■さらに上陸を安定させるために
原始のタイタンは、上陸力の底上げのために入れました。
フェッチランドを持ってくれば4上陸。勝利に大きく近づけるでしょう。
ただ、上陸に関してはマナ加速と相談で事足りている感もあるので、同マナ域の上陸ファッティ「猛り狂うベイロス」などと交換しても良いかもしれません。

■ハンデスも相性が良い
マナ加速の他に、ハンデスも相談と相性の良いカードです。
序盤は積極的に唱えていくことができ、確実な1対1交換が狙えます。
相談を打った後は、稼いだカードアドバンテージを確実に相手のディスアドに変換できます。
コブラやオブ・ニクシリスなどを守るのにも役立つでしょう。
1ターン目に打てることはそこまで多くはないかもしれませんが、8枚体制をとって問題ないと思います。

■戦略
1.ハンデスしつつ、粛々とマナ加速
2.上陸ファッティ着地
3.相談を唱えてまたハンデスとマナ加速を打ち続けて勝利!

■弱点
早いデッキ
マナフラッド

■相談することの大切さ
というわけで「法務官の相談」デッキの解説は以上です。
ハズレア扱いになっているカードも、しっかりお膳立てして使ってあげれば活かすことができるはず。
大切なのは、カードの声に耳を傾け、綿密に相談をすることではないでしょうか。

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