「ミラディンの十字軍」デッキ解説編

2011年5月17日 TCG全般

先日に引き続き、「ミラディンの十字軍」デッキの解説をお送りします。

■白ウィニーの弱点(1) 手札の薄さ
白は古くからウィニークリーチャーが強力な色です。愛好家も多いことでしょう。
しかし、ウィニーデッキは手札消費が激しく、ひとたび全体除去を食らったら建て直しが難しいという弱点があります。
現環境はとにかく全体除去が厚いので、この弱点は看過できないものです。
ということで、今回はとことん手札枚数にこだわった白ウィニーを構築しました！
●「石鍛治の神秘家」
手札を減らさずに強力な装備品をサーチできるこのカード。ウィニーとの相性は抜群です。

●「前兆の壁」「戦隊の鷹」
「前兆の壁」と「戦隊の鷹」は、手札を減らさずに盤面を作れるカードたち。安定性に貢献します。
なお、「前兆の壁」は後腐れのない2マナ1ドローとして採用しましたが、盤面では空気になりがち。「純鋼の聖騎士」とチェンジした方が良さそうです(maoさんありがとうございます!)。「殴打頭蓋」を出したり引っ込めたりしているとドローエンジンにもできます！

●「闇の後見」
「闇の後見」は強力なドローエンジン。軽いカードが多い上、「戦争と平和の剣」「殴打頭蓋」で回復ができるこのデッキなら、安全に運用できます。
もともとネコのためにフェッチは多めに積むので、黒1マナは安定して捻出できます。

●殴打頭蓋
たとえ手札を溶かした後に全体除去を食らっても、こいつがいれば問題ありません。
石鍛治とセットならマナカーブを歪めず、スロットも食わずに取り入れられるフィニッシャーなので重宝します。

■白ウィニーの弱点(2) 打点の低さ
ウィニーデッキのもう一つの弱点。それは個々の打点の低さです。
軽いカードばかり入れるため、これはどうしようもない部分ですが、「戦争と平和の剣」によりこの問題も解消されました。
どれだけ小さいクリーチャーでも、「戦争と平和の剣」を装備して殴れば致死ダメージを叩き出します！
もし「ミラディンの十字軍」が装備してしまったら、4色プロテクションの4/4二段攻撃、さらに相手の手札枚数×2のダメージを飛ばすという化け物が誕生します。
これはもはやコンボと言っても良いレベルでしょう。

■終盤に強いウィニー
「手札の薄さ」「打点の低さ」という二つの問題を抱え、終盤に弱いのがウィニーの宿命。しかしこのデッキならば話は別です。
大量のドローソースと「殴打頭蓋」「戦争と平和の剣」さえあれば、終盤に強い白ウィニーが出来上がることでしょう。

■戦略
1.序盤から展開して殴る。手札枚数は意外に減らないはず。
2.装備したらさっさとフィニッシュ！

■弱点
超高速デッキ

というわけで本日は新環境の目玉である「戦争と平和の剣」「殴打頭蓋」を取り入れたデッキを作成しました！
二種の装備品のおかげでウィニーは劇的に強化されています！全体除去に泣かされてきた皆さんも、ぜひウィニーを組み直してみることをオススメします。