先日に引き続き、「荒廃の工作員」デッキの解説編です。

■着実なクロックを刻む
このデッキの基本的な動きは、毒による着実なクロックを刻みつつ、打ち消しなどで相手の動きを阻害する、というもの。所謂クロックパーミッションを目指して制作しました。
「荒廃の工作員」「疫病のとげ刺し」「墨蛾の生息地」という回避能力を持った軽量感染クリーチャーを投入し、毒殺を狙います。
できるだけ隙を作らないためにデッキ内を2マナまでの呪文で固めています。これらで序盤数ターンの攻防を優位に展開できれば、後はそのまま押し切れるはずです。

■軽量スペルたち
実に28枚もの軽量スペルを投入しています!以下、それぞれについて軽くご説明をば。
●「定業」「ギタクシア派の調査」「血の署名」
デッキの安定剤として、8枚のドローソースをとってあります。クロックパーミッションの難点として、クロッカーとコントロールカードの「両方」を毎回揃えなくてはいけない、ということがありますので、ドローソースは必須と言えます。
なお、所謂ゼロックス理論に従えば、土地枚数を削るのにも一考の余地があるでしょう。

●「精神的つまづき」「呪文貫き」「堕落した決意」
軽量カウンターを三種類とってあります。
「堕落した決意」は本当に強力なカードです!このデッキが成り立っているのはコイツのおかげでしょう。
「精神的つまづき」「呪文貫き」は、序盤の攻防を有利に運ぶのに貢献するカード。「精神的つまづき」は対象がいない可能性もありますが、そもそも1マナ域のいない相手にはそこまで苦労しないはずです。

●「コジレックの審問」「送還」
妨害カードとして。
「コジレックの審問」はただ強カード。「送還」は、何よりテンポを重視するこのデッキには噛み合っていると言えます。
何故「蒸気の絡みつき」じゃないのかと言うと、自分のクリーチャーに打つことも想定しているからです。

●「悪性の強打」
このデッキのクロッカー達と相性抜群のカード。これ一枚でかなりの毒カウンターが与えられるので、一気に相手の計算を狂わせることができます。

■戦略
1.クロッカー着地
2.構えつつ刻み続けます

■弱点
軽量全体除去
メリーラ

というわけで本日の解説は以上です。
うまくすると相手を完封して勝利することも可能で、大変楽しいデッキです!
相手にジワジワ毒が回っていく様を眺めつつ、悦に浸りましょう。

コメント

REQUIEM
2011年6月7日10:43

ユニークなデッキ構築に大変興味深く読ませていただいております。リンクをさせていただきます。よろしくお願いいたします。

ピロシキ
2011年6月7日11:25

REQUIEMさん

リンクありがとうございます!
拙いデッキばかりで恐縮ですが、読んでいただけて嬉しいです。
今後ともよろしくお願いします!

ゆぅ
2011年6月8日12:35

以前、墨蛾+デゼレットを投入したクロックパーミッションを組んでいました。

テゼレットを引けないときのパワーの無さが問題でしたがこちらなら強化手段も多くて良いですね!

テゼレットは使いたいので(笑)ハイブリッド的なデッキを組んでみようと思います。

ピロシキ
2011年6月8日16:24

ゆぅさん

テゼレット入りの感染というのも面白いですよね!
「饗宴と飢餓の剣」辺りをサーチして回避能力持ちに持たせるのもエグそうですw
ぜひとも組んでみてくださいね!^^

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