先日に引き続き、「嵐血の狂戦士」デッキの解説編です!

■自然な達成を目指して
狂喜クリーチャーを運用する上で、最も大切なのは「どれだけ自然に狂喜を達成するか」という点に尽きる、と考えられます。
狂喜というのはシンプルな能力で、例え達成したところで「マナレシオがよくなる」という見返りしかありません。
そのため、狂喜を達成するためだけに「はらわた打ち」など専用スロットを割いたところで、単に手間をかけてレシオの優れたカードが出てくるだけで、デッキの総合力には期待が持てないでしょう。
もともと本体にダメージがいきやすいデッキ構成で運用することが大事になってくると思われます。
今回はそのような考えのもと、他の役割を持ちつつ直打を飛ばせるカードをチョイスしました。
●PIG軍団
「ゴブリンの付け火屋」「危険なマイア」は貧弱サイズのクリーチャーですが、アタックして返り討ちにあおうと本体ダメージを飛ばせます。また、ブロッカーとしても有用なカードです。

●「ゴブリンの先達」は最高級のウィニー。速攻による奇襲のおかげで、ダメージを通しやすいカードです。

●「狡猾な火花魔導士」はタフ1クリーチャーの多い相手には悪魔のような強さを誇るカードです。場に残る限り狂喜達成を狙えるため、後顧の憂いがなくなるでしょう。

●「炬火のチャンドラ」はただ強ティム。片手間で狂喜達成しつつプレッシャーを与えていけるのが素晴らしいです。大変強力なカードのため、「危険なマイア」辺りを削ってさらに増量しても良さそうです。

上記18枚のカードがあれば、狂喜も自然と達成できるはずです。

■狂喜クリーチャー選択
このデッキの主軸となる狂喜クリーチャーですが、他のスロットの兼ね合いもあり二種8枚の投入になっています。
・「嵐血の狂戦士」は狂喜クリーチャーの中で最も高性能なカードです。序盤から展開できれば、相当なダメージを稼ぎ出してくれるでしょう。
・「血まみれ角のミノタウロス」はかの「ファイレクシアの抹消者」と同等の4マナ5/5というナイスサイズ。赤いクリーチャーとしてはなかなか画期的な存在でしょう。

■「バジリスクの首輪」で除去力を高める
「狡猾な火花魔導士」のほか、「ゴブリンの付け火屋」「危険なマイア」と相性の良いカードが多いため、「バジリスクの首輪」を入れてみました!
首輪魔導士を完成させるも良し、付け火屋やマイアに装備して牽制するも良し、ということで、特にクリーチャーデッキ相手にかなり効果的なカードです。

■その他スペル
その他スペルとして、「稲妻」「テゼレットの計略」を投入しています。
どちらも「炬火のチャンドラ」でコピーするのにちょうど良いカードであり、汎用性も高いです。
特に「テゼレットの計略」はドローの片手間に狂喜クリーチャーを強化できるのが素敵ですね。

■戦略
1.自然な流れで狂喜達成しつつ攻める
2.首輪魔導士やチャンドラでプレッシャーを与えつつ攻め切る

■弱点
全体除去

というわけで本日は以上です!
地味ながら確実に高性能な狂喜クリーチャー。うまく使えれば、新しいビートの形が見えてくるかも?試してみる価値はありそうです!

コメント

苦楽落下
2011年8月22日11:20

テンポを損ねることなく、狂喜なまものを展開していくことが、強さでありコンセプトですね!双頭巨人戦で、相方のジェイスに只管ドローを飛ばしてもらったときの赤単は鬼のように強かったので、計略入りもうなずけます!
イニストラードでは、新しい狂喜なまものは登録されるのでしょうか・・?されるとありがたいですよね!

ピロシキ
2011年8月22日16:06

苦楽落下さん

コメントありがとうございます!
「テゼレットの計略」は色を問わずにドローができるのが素敵ですよね!
イニストラード、ホラー系の世界観らしいので「狂喜」はなかなかマッチしそうな気がしますが、果たして…?
ミラディンの傷跡ブロックの「刻印」のような立ち位置で、狂喜続投という線もなくはなさそうな気がしますね!^^

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