「同族の呼び声」デッキ 解説編
2012年3月15日 TCG全般 コメント (2)先日に引き続き、「同族の呼び声」デッキの解説編です！
■「同族の呼び声」に最も適したクリーチャー・タイプ
「同族の呼び声」はエンチャントしたクリーチャーと共通のタイプを持つクリーチャーを毎ターン戦場に出せるエンチャントです。
P/T修正などが特になく、エンチャントしたクリーチャーを除去されたら簡単にアドを失ってしまうという弱点はありますが、場持ちすれば「毎ターンノーコストで擬似サーチできる」ということで、莫大なアドが稼げるポテンシャルを秘めています。
スピリットやゾンビなどの部族デッキで使うのも一案ですが、テンポ重視の部族デッキで、スロットを割いて隙をさらすかどうか、というと厳しいところでしょう。
それよりもコンボ的な側面の強いデッキで使う方が現実的ですが、同一のクリーチャー・タイプ内で成立するコンボなんてありそうもない話です。
ですが、実はそんなクリーチャーがいるんですね！そう、マイアです！
「マイアの感電者」2体と「パラジウムのマイア」がいれば、感電者の能力を交互に起動して無限マナが成立します。おかわりなんて普通はそうそう期待できるものではありませんが、「同族の呼び声」があれば話は別です！
毎ターン山札から5枚、ドローで1枚掘り進めれば、エンチャント後ものの数ターンでコンボの形を作れるでしょう。
X火力を握っていれば、その段階でGood Gameです。
さらに注目すべきは、マイア内に無限マナの受け皿がある点でしょう。
こいつも召集できれば無限トークン達成です。
これだけでは個々のカードが弱すぎて難しいところですが、マイアには割のいいフィニッシャーもいます！
こいつの除去耐性とクロージング力はなかなかのもの。時にはコンボを目指すより先にこいつを場に出す動きが優先されそうです。
マイアといえば昨年同時期、感電者に欠片の双子をエンチャントするコンボデッキが存在しましたが、エンチャント先を選ばない「同族の呼び声」は同等以上のポテンシャルを秘めているかもしれません。
■除去耐性を求めて
エンチャントを利用したコンボである以上、除去耐性の付与は最大の課題です。が、「呪文滑り」という屈指の避雷針を擁する現環境なら、ある程度成功は狙いやすいと考えられるでしょう。
さらにマイアの中にはこんないぶし銀もいます。
「悲劇的な過ち」というキラーカードが主要除去なので過信はできませんが、感電者の後に出せばケアは可能です。火力や破壊系の除去は無効化できるので、「呪文滑り」の5枚目としては十分です。
■その他のカード選択
その他のカードの選択理由は以下の通りです。
・「赤の太陽の頂点」…無限マナの受け皿として最もシンプルなカード。さらに流行りの不死に効果的なので、単なる除去として見ても優秀です。
・「鞭打ち炎」…タフ2までで落としたい茶生物なんていないので、ほぼ確実に「相手だけ紅蓮地獄」となります。
形を作るまでは防御的なデッキですが、「呪文滑り」「マイアの繁殖者」「ダークスティールのマイア」などのブロッカーと上記の除去があれば時間稼ぎは割と成功しそうです。
■戦略
1.ブロッカーと除去でしのぐ
2.「呪文滑り」か「ダークスティールのマイア」の到着を待って「同族の呼び声」！
3.途中「マイアの戦闘球」などを挟みつつコンボ達成！
■弱点
・高速デッキ
・全体除去
というわけで本日は以上です！
カードプールが広がるごとに、過去のカードが違った表情を見せること。毎度思いますがマジックの大きな魅力の一つでしょう。
法務官やら構築物やら、「同族の呼び声」にはまだまだ色々な可能性がありそうです。お気に入りのクリーチャーでデッキを組む、良い理由になってくれそうですね。
■「同族の呼び声」に最も適したクリーチャー・タイプ
「同族の呼び声」はエンチャントしたクリーチャーと共通のタイプを持つクリーチャーを毎ターン戦場に出せるエンチャントです。
同族の呼び声 (３)(青)
エンチャント — オーラ
エンチャント（クリーチャー）
あなたのアップキープの開始時に、あなたはあなたのライブラリーの一番上から５枚のカードを見てもよい。そうした場合、それらの中からエンチャントされているクリーチャーと共通のクリーチャー・タイプを持つクリーチャー・カードを１枚、戦場に出してもよい。その後、それらの残りのカードをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
P/T修正などが特になく、エンチャントしたクリーチャーを除去されたら簡単にアドを失ってしまうという弱点はありますが、場持ちすれば「毎ターンノーコストで擬似サーチできる」ということで、莫大なアドが稼げるポテンシャルを秘めています。
スピリットやゾンビなどの部族デッキで使うのも一案ですが、テンポ重視の部族デッキで、スロットを割いて隙をさらすかどうか、というと厳しいところでしょう。
それよりもコンボ的な側面の強いデッキで使う方が現実的ですが、同一のクリーチャー・タイプ内で成立するコンボなんてありそうもない話です。
ですが、実はそんなクリーチャーがいるんですね！そう、マイアです！
マイアの感電者 (３)
アーティファクト クリーチャー — マイア
あなたがコントロールする他のマイア・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
(１),(Ｔ)：あなたがコントロールする他の各マイアをアンタップする。
2/2
パラジウムのマイア (３)
アーティファクト クリーチャー — マイア
(Ｔ)：あなたのマナ・プールに(２)を加える。
2/2
「マイアの感電者」2体と「パラジウムのマイア」がいれば、感電者の能力を交互に起動して無限マナが成立します。おかわりなんて普通はそうそう期待できるものではありませんが、「同族の呼び声」があれば話は別です！
毎ターン山札から5枚、ドローで1枚掘り進めれば、エンチャント後ものの数ターンでコンボの形を作れるでしょう。
X火力を握っていれば、その段階でGood Gameです。
さらに注目すべきは、マイア内に無限マナの受け皿がある点でしょう。
マイアの繁殖者 (３)
アーティファクト クリーチャー — マイア
(３),(Ｔ)：マイアの繁殖者のコピーであるトークンを１体戦場に出す。
1/1
こいつも召集できれば無限トークン達成です。
これだけでは個々のカードが弱すぎて難しいところですが、マイアには割のいいフィニッシャーもいます！
マイアの戦闘球 (７)
アーティファクト クリーチャー — マイア 構築物
マイアの戦闘球が戦場に出たとき、無色の1/1のマイア・アーティファクト・クリーチャー・トークンを４体戦場に出す。
マイアの戦闘球が攻撃するたび、あなたはあなたがコントロールするアンタップ状態のマイアをＸ体タップしてもよい。そうした場合、マイアの戦闘球はターン終了時まで+X/+0の修整を受けるとともに、防御プレイヤーにＸ点のダメージを与える。
4/7
こいつの除去耐性とクロージング力はなかなかのもの。時にはコンボを目指すより先にこいつを場に出す動きが優先されそうです。
マイアといえば昨年同時期、感電者に欠片の双子をエンチャントするコンボデッキが存在しましたが、エンチャント先を選ばない「同族の呼び声」は同等以上のポテンシャルを秘めているかもしれません。
■除去耐性を求めて
エンチャントを利用したコンボである以上、除去耐性の付与は最大の課題です。が、「呪文滑り」という屈指の避雷針を擁する現環境なら、ある程度成功は狙いやすいと考えられるでしょう。
さらにマイアの中にはこんないぶし銀もいます。
ダークスティールのマイア (３)
アーティファクト クリーチャー — マイア
ダークスティールのマイアは破壊されない。（致死ダメージや”破壊する”効果ではそれは破壊されない。それのタフネスが０以下である場合は、それはオーナーの墓地に置かれる。）
0/1
「悲劇的な過ち」というキラーカードが主要除去なので過信はできませんが、感電者の後に出せばケアは可能です。火力や破壊系の除去は無効化できるので、「呪文滑り」の5枚目としては十分です。
■その他のカード選択
その他のカードの選択理由は以下の通りです。
・「赤の太陽の頂点」…無限マナの受け皿として最もシンプルなカード。さらに流行りの不死に効果的なので、単なる除去として見ても優秀です。
・「鞭打ち炎」…タフ2までで落としたい茶生物なんていないので、ほぼ確実に「相手だけ紅蓮地獄」となります。
形を作るまでは防御的なデッキですが、「呪文滑り」「マイアの繁殖者」「ダークスティールのマイア」などのブロッカーと上記の除去があれば時間稼ぎは割と成功しそうです。
■戦略
1.ブロッカーと除去でしのぐ
2.「呪文滑り」か「ダークスティールのマイア」の到着を待って「同族の呼び声」！
3.途中「マイアの戦闘球」などを挟みつつコンボ達成！
■弱点
・高速デッキ
・全体除去
というわけで本日は以上です！
カードプールが広がるごとに、過去のカードが違った表情を見せること。毎度思いますがマジックの大きな魅力の一つでしょう。
法務官やら構築物やら、「同族の呼び声」にはまだまだ色々な可能性がありそうです。お気に入りのクリーチャーでデッキを組む、良い理由になってくれそうですね。
コメント
参考にさせてもらいますねー
コメントありがとうございます！
マイアはカードプール自体は広いクリーチャーなので、なんらかのブレイクスルーがあればひと花咲かせられるのでは、と期待しています＾＾
戦闘球はWolf Run Brownなどで採用実績のあるカードですし、超越種なんかのアタッカーもいますし、活躍できるポテンシャルは秘められていそうですよね！