先日に引き続き、「別世界の大地図」デッキの解説編をお送りします!

■現代に蘇る「ターボフォグ」
「ターボフォグ」とは、「吠えたける鉱山」などの引き増しできる置物を設置しつつ、「濃霧(フォグ)」などの呪文を打ち続け、相手のライブラリーが切れるまでしのぎ続けるデッキのこと。
吠えたける鉱山 (2)
アーティファクト
各プレイヤーのドロー・ステップの開始時に、吠えたける鉱山がアンタップ状態である場合、そのプレイヤーは追加のカードを1枚引く。

現環境では、M12にて再録された「栄華の儀式」が鉱山系カードの系譜として数えられますが、類似した役割を担えるカードがほかになかったため、 デッキを成立させるところまでは至りませんでした。
栄華の儀式 (2)(緑)
エンチャント
各プレイヤーのドロー・ステップの開始時に、そのプレイヤーは追加のカードを1枚引く。
各プレイヤーは、自分の各ターンに追加の土地を1枚プレイしてもよい。

しかし、「アヴァシンの帰還」で「別世界の大地図」なる、正統派の鉱山系カードが登場しました!
これにより、現環境でもターボフォグが組める可能性が出てきました!
さらなる新顔として「魂の再鍛」もあります。
こちらは置物ではないものの、追加の引き増しとして似たような役割を果たしてくれるでしょう。
少し前のことがウソのように、ターボフォグは一気にパーツが充実してきました!

■ボードコントロール力を高める
このデッキの基本的な動きは、「栄華の儀式」「別世界の大地図」などのドロー加速を設置して、相手のライブラリーが尽きるのをひたすら待ち続ける、というもの。
これは簡単なことではなく、ドロー加速によって勢いづけられた相手の猛攻を、どうにかいなしつづけなければなりません。
今回は下記のカードの投入により、時間稼ぎを狙います。
●リセット呪文…「鞭打ち炎」「金屑の嵐」「終末」
じつに三種9枚ものリセット呪文を投入しています。
早いビートは「審判の日」では間に合わないので赤い軽量全体除去の力を借ります。
不死や再生持ち、「屈葬の儀式」など、リセット耐性の高い相手に対しては「終末」が刺さります!

●パーマネントタッチ…「忘却の輪」「内にいる獣」
二種8枚のパーマネントタッチにより、厄介な置物にも対処できます。ピントレードしかできないものの、受けが広い点が優秀です。

●ライブラリー修復…「大天使の光」
ドロー加速を設置しただけでは、相手のライブラリーが削れるのと同じスピードで自分のライブラリーも削れてしまいます。
そこで登場するのが「大天使の光」というライブラリー修復呪文です!
大天使の光 (7)(白)
ソーサリー
あなたは、あなたの墓地にあるカード1枚につき2点のライフを得る。その後、あなたの墓地をあなたのライブラリーに加えて切り直す。

この呪文を使えば、薄くなったライブラリーも元通りになります!さらに大量回復も可能なので、時間稼ぎに大いに役立ちます。

これだけの手段を用意すれば、相手の攻めを防ぎ続けるのは造作もないことです!

■戦略
1.ドロー加速を設置
2.ライブラリーが尽きるまで耐え続ける!

■弱点
・遅さ
・ライブラリー修復

というわけで本日は以上です!
「アヴァシンの帰還」の魅力は、新メカニズムのカードばかりではないでしょう。あなたのデッキに役立つカードは、意外なところに潜んでいるかもしれません。

コメント

マイコロス
2012年4月27日11:30

カウンター数で引く枚数が桁違いになるので、テゼレットの
計略やゲスの玉座による増殖も面白いと思いました!

yuffy@アリス
2012年4月27日11:37

終末は相手のデッキを肥やしている気がします。
白を青にして終末を壊滅的大潮にしたり、高まる混乱など入れたらもっと早く削れるような気がします。もちろん濃霧付きで!

確かに白はリセッターとして強い色なんですがね^^

ピロシキ
2012年4月27日12:15

マイコロスさん

コメントありがとうございます!
確かにカウンター方式なので増殖も捨てがたいですね!の場合は「研磨時計」辺りと8枚体制にしたいところです!
乗るのが「蓄積カウンター」なので、「うねりの結節」なんかを忍ばせてみても楽しそうですね^^
いやはやご助言ありがとうございます!

ピロシキ
2012年4月27日12:22

アンチyuffyさん

コメントありがとうございます!
「大天使の光」ありきで白を足し、確度の高い全体除去として「終末」をチョイスしましたが、言われてみればライブラリーボトムが厚くなるのはよろしくないですね。。ご指摘ありがとうございます!
ライブラリー修復は「不死の霊薬」に任せて青を足し、バウンスでしのぐのも手かもしれません!青のメリットはやはりフォグ+「瞬唱の魔導士」でしょうか。相手の苛立つ姿を想像するだけで楽しいです^^

莱亞りう
2012年4月27日23:39

通りがかりです。僕も同じようなデッキを考えていたので思わずコメントしちゃいました。

僕はWUGでフォグ型で考えてました。瞬唱+フォグや瞬唱+現実からの剥離とか割とギミックが有りそうです。剥離は内にいる獣のトークン消せたりもできそうです。

勝ち手段に悩んでいたのですが、大地図まで吹っ切れるとそれだけで勝ち手段になりそうですね。ちなみに僕はPWあたりを数枚放り込もうと思ってました。ちょっと重いですが、髪ジェイスとかですかねぇ・・・。

あと、リンクさせて頂きました。よろしくお願いします。

ピロシキ
2012年4月28日8:11

菜亞りう さん

コメントありがとうございます!
なるほど、バントカラーも手かもしれませんね!
「現実からの剥離」と「瞬唱の魔導士」のギミックなど、結構エグそうです^^;
さらに「憑依された沼墓」で瞬唱をとことん使い回したら、フォグの枚数も十分足りそうですね!
ジェイスは決定力の高いカードですね!コントロールの対コントロール用サイドなど、渋い居場所を見つけて頑張っているカードですが、デッキの看板になれる力は持っていそうな気がします。横にギデオンやタミヨウを並べてPWCに近づけるても強そうです!
こちらもリンクさせていただきました!今後ともよろしくお願いします!

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