先日に引き続き、「ウルフィーの銀心」デッキの解説編です!

■結魂で打点をあげる!
表題になっている「ウルフィーの銀心」、そして白の「銀刃の聖騎士」は、自軍の打点を急激に高めることのできるクリーチャーです。
銀刃の聖騎士 (1)(白)(白)
クリーチャー — 人間 騎士
結魂(このクリーチャーか他のまだ組になっていないクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはそれらを組にしてもよい。それらのクリーチャーは、あなたがその両方をコントロールしているかぎり組である。)
銀刃の聖騎士が他のクリーチャーと組になっているかぎり、両方のクリーチャーは二段攻撃を持つ。
2/2

これまで活躍していた優秀なクリーチャーを、これら結魂持ちで強化することができれば、爆発的に打点を高めることが可能です。
●ウルフィーの銀心の場合
・「ミラディンの十字軍」と組めば、6/6二段攻撃・プロテクション(黒)(緑)なる即死級の生物に!結魂は対象をとらないためプロテクションにひっかからないのがポイントです。
・「極楽鳥」「アヴァシンの巡礼者」と組めば、4T目に着地しつつ、マナクリのサイズアップを図れます。
・「刃砦の英雄」と組めば、英雄が殴りに行きやすくなります。
・「教区の勇者」を終盤に引いた場合も、腐らせることなく運用できます。

●「銀刃の聖騎士」の場合
・1T目「教区の勇者」→2T目「町民の結集」からこれにつなげれば、3T目にして8点パンチャーが用意できます!
・「刃砦の英雄」が殴りに行きやすくなり、「銀刃の聖騎士」としても喊声により打点があがります!

当然「ウルフィーの銀心」と「銀刃の聖騎士」を組にしても強力で、相互にボーナスが得られるため、潜在的に28点分の打点が用意できます!

■除去耐性を付与するには…?
これまで見てきたように、「ウルフィーの銀心」「銀刃の聖騎士」が絡むことで、打点を瞬時に高めることが可能です。
その弱点は除去耐性が無い点で、戦闘時に組の片方が除去されて計算が狂い、返り討ちにあって悲しい思いをする局面も少なからずあるでしょう。
この弱点を緩和するため、今回は「エルゴードの盾の仲間」の力を借ります!
エルゴードの盾の仲間 (3)(青)
クリーチャー — 人間 兵士
結魂(このクリーチャーか他のまだ組になっていないクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはそれらを組にしてもよい。それらのクリーチャーは、あなたがその両方をコントロールしているかぎり組である。)
エルゴードの盾の仲間が他のクリーチャーと組になっているかぎり、両方のクリーチャーは呪禁を持つ。(それらは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。)
2/3

このクリーチャーと「結魂」できれば、ピン除去の恐怖は考慮する必要がなくなります!
マナ域が他の結魂持ち二種とかぶっていない点もポイントで、マナクリから3T目「エルゴードの盾の仲間」→4T目「ウルフィーの銀心」、あるいは2T目「銀刃の聖騎士」→3T目「エルゴードの盾の仲間」、というルートを用意できるのはありがたいことです。
ただし、「結魂」は戦場に出たときの誘発型能力であるため、スタック除去の危険性があることには注意が必要です。インスタント除去を警戒するのであれば、この枠に「修復の天使」などの明滅能力持ちのカードを投入することも考えられそうです。
修復の天使 (3)(白)
クリーチャー — 天使
瞬速
飛行
修復の天使が戦場に出たとき、あなたがコントロールする天使でないクリーチャー1体を対象とする。あなたはそれを追放し、その後そのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻してもよい。
3/4


■回避能力を付与するには…?
打点を高め、除去耐性をつけたとしても、トークンによるチャンプなどでしのがれては意味がありません。
回避能力を付与するため、今回チョイスしたのは「踏み荒らし」です。
踏み荒らし (2)(緑)(緑)(緑)
ソーサリー
あなたがコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+3/+3の修整を受けるとともにトランプルを得る。(あなたがコントロールするクリーチャーが、自身をブロックしているすべてのクリーチャーを破壊するのに十分な戦闘ダメージを割り振る場合、あなたはその残りのダメージを防御プレイヤーかプレインズウォーカーに割り振ってもよい。)

このカードがあれば、強引に打点を通すことが可能です。8体いる二段攻撃持ちとの相性も良好です!
なお、トリプルシンボルのため、このカードを入れる場合に「魂の洞窟」が使いにくくなる点には注意が必要です。回避能力付与として同様の役割を果たせ、無色マナで使える「戦争と平和の剣」などの力を借りるのも良さそうです。

■戦略
1.優秀クリーチャーを多数展開
2.「結魂」持ちで強化!
3.「踏み荒らし」でフィニッシュ!

■弱点
・除去圧の高いデッキ
・チャンプブロック

ということで本日は以上です!
プレリリース会場で見せた輝きを鑑みれば、構築環境で「ウルフィーの銀心」が暴れることも大いに考えられます!今後の活躍に期待したいですね!

コメント

にますけ
2012年4月30日17:30

環境変わるまでなら、サイド後からでも、使途の祝福や信仰の盾などでプロテクションで守ると逆に相手の計算を狂わせられるし、とどめの一撃にも使えそうですね!

エントリーセットの青緑を使ってフリーデュエルしたんですが、かなり結魂のメカニズムは楽しいですね!
今手持ちのカードで青緑のエントリーセットを組み直して遊んでるんですが、これがまた楽しいw

ピロシキ
2012年4月30日18:02

にまさん

コメントありがとうございます!
プロテクション付与はスマートな回答ですね!課題の除去耐性、回避能力の両方を解決できるとなれば、腐る局面はほとんどなさそうです^^ご助言ありがとうございます!
並べつつ多彩な形に持っていける、という意味では同盟者を思い起こさせる能力ですよね!同盟者よりも縛りがゆるいので結魂オンリーで組む必要もないですし、使い勝手がよさそうです!

フゥ
2012年5月3日16:29

初めましてー

とても面白い記事でした! というか、とても興味が惹かれるブログなので過去の記事も拝見させてもらおうw

結婚生物は私も期待しているのですが、こういって具体的に示すのは難しかったりするんですよね。緑と白の結婚生物は特に相性がいいので、私もデッキを考えてみます!
ところでリンクはさせてもらっていいですか?

ピロシキ
2012年5月4日8:52

フゥ さん

コメントありがとうございます!
お読みいただきありがとうございます!マジックが好きで続けているチラシの裏のようなブログです^^;こうしてフゥさんの目に触れ、マジック談義ができるというのは望外の喜びです!
結魂生物の中でも「ウルフィーの銀心」「銀刃の聖騎士」などは強烈なパンチ力が魅力ですよね!
青の「狙い澄ましの航海士」なんかも、6マナと重いですがレアな能力があるため使いでがありそうです…!

もちろんリンク歓迎です!僭越ながらリンクいたしました。
今後ともどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

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