先日に引き続き「ドムリ・ラーデ」デッキの解説編です。

■格闘デッキは盤石の布陣に!
「ウルヴェンワルドの足跡追い」を軸とした格闘デッキは、「ギルド門侵犯」において新たなパーツを獲得しました!
それが「ドムリ・ラーデ」と「ボロスの反攻者」です。
ドムリ・ラーデ (1)(赤)(緑)
プレインズウォーカー — ドムリ
[+1]:あなたのライブラリーの一番上のカードを見る。それがクリーチャー・カードである場合、あなたはそれを公開してあなたの手札に加えてもよい。
[-2]:あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、他のクリーチャー1体を対象とする。その前者はその後者と格闘を行う。
[-7]:あなたは「あなたがコントロールするクリーチャーは二段攻撃、トランプル、呪禁、速攻を持つ。」を持つ紋章を得る。
3

「ウルヴェンワルドの足跡追い」同様、格闘の「レフェリー役」とも言えるPWです!今回はクリーチャーを32枚とっているため、[+1]能力も強く使えそうです!
ボロスの反攻者 (赤/白)(赤/白)(赤/白)
クリーチャー — ミノタウルス ウィザード
ボロスの反攻者にダメージが与えられるたび、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ボロスの反攻者はそれに、その点数に等しい点数のダメージを与える。
(赤/白):ボロスの反攻者はターン終了時まで先制攻撃を得る。
3/3

「捕食者のウーズ」同様、格闘の「選手役」を担うクリーチャーです!
捕食者のウーズ (緑)(緑)(緑)
クリーチャー — ウーズ
捕食者のウーズは破壊されない。
捕食者のウーズが攻撃するたび、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。
このターン、捕食者のウーズによってダメージを与えられたクリーチャーが1体死亡するたび、捕食者のウーズの上に+1/+1カウンターを1個置く。
1/1

「捕食者のウーズ」が着実に複数回の格闘を狙えるのに対し、「ボロスの反攻者」は1回で1対多交換を狙える爆発力が強みです!

「ドムリ・ラーデ」と「ボロスの反攻者」の加入により、レフェリー役と選手役が各8枚とれるようになりました!これにより、格闘でアドバンテージをとる動きは盤石の布陣が整ったと言えます!

唯一の懸念は、「捕食者のウーズ」の「 (緑)(緑)(緑)」と「ボロスの反攻者」の「 (赤/白)(赤/白)(赤/白)」の両立が難しそうな点ですが、緑メインのナヤカラーにすれば、その問題も解消できます!

今回のマナ基盤は、緑マナが20、赤or白マナが計20のバランスとなっており、加えて「東屋のエルフ」と「アヴァシンの巡礼者」という二種のマナ・クリーチャーもとっています。
トリプルシンボルの捻出はもちろん、2ターン目の着地もじゅうぶん期待できそうです!

■脇を固めるナイスバルク
さらに格闘戦略を強化するため、そのほかのスロットもナイスバルクなクリーチャーで固めています!
ロクソドンの強打者 (1)(緑)(白)
クリーチャー — 象 兵士
ロクソドンの強打者は打ち消されない。
いずれかの対戦相手1人がコントロールする呪文や能力があなたにロクソドンの強打者を捨てさせる場合、それをあなたの墓地に置く代わりに戦場に出す。
4/4

除去耐性こそないものの、4/4はそう当たり負けしないはずです!
とは言えこのクリーチャーを取ると、3マナ域が計16枚という大渋滞を引き起こしてしまうので、このスロットは「絡み根の霊」「灼熱の槍」「死橋の大巨虫」などの別マナ域を試してみるのも手かもしれません。
ゴーア族の暴行者 (2)(赤)(緑)
クリーチャー — ビースト
トランプル
湧血 ― (赤)(緑),ゴーア族の暴行者を捨てる:攻撃クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+4/+4の修整を受けるとともにトランプルを得る。
4/4

4マナ4/4トランプルの時点で及第点ですが、勇血により回避能力が付与できるのが素晴らしい!「ロクソドンの強打者」に勇血を乗せれば、カウンター・チャンプブロック不可の8点パンチです!
ウルフィーの銀心 (3)(緑)(緑)
クリーチャー — 狼 戦士
結魂(このクリーチャーか他のまだ組になっていないクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはそれらを組にしてもよい。それらのクリーチャーは、あなたがその両方をコントロールしているかぎり組である。)
ウルフィーの銀心が他のクリーチャーと組になっているかぎり、それらのクリーチャーは+4/+4の修整を受ける。
4/4

とにかくデカい!
攻撃が通りやすそうな「ボロスの反攻者」や、育ってない「捕食者のウーズ」を強化して、着実なクロックアップにつなげましょう。

上記のクリーチャーで脇を固めれば、格闘戦略はより強固なものとなるはずです!

■戦略
1.マナ・クリーチャーで加速
2.「捕食者のウーズ」「ボロスの反攻者」着地
3.格闘で道を空けつつパンチ!

■弱点
・バウンス
・追放

ということで本日は以上です!
前環境のデッキにこそ、新デッキのヒントが隠されているのかもしれません。いろいろ探してみるとよさそうです!

コメント

M@ny
2013年2月7日20:28

格闘主体のデッキになりますし、結婚すると接死を持つ奴とかどうでしょう?

ピロシキ
2013年2月7日21:00

M@nyさん

アドバイスありがとうございます!
「ベラドンナの行商人」ですか!それは思いつきませんでした。
構成的に非常に噛み合ってますし、マナ域も2マナとちょうどいいですね!
特に「ボロスの反攻者」と結魂させれば、先制接死or接死ティムと、たいへんエグいことになりそうですね^^

早速採用いたします!素晴らしいアイデアをありがとうございますm(_ _)m

ざきもま
2013年2月15日18:14

完全趣味裏というサイトで同コンセプトのデッキが紹介されてました
思わず組んでみました。ツヨイ!

ピロシキ
2013年2月16日1:41

ざきもまさん

情報ありがとうございます!
ほかの方のレシピはたいへん勉強になります!早速参考にいたします!

自分はその後「正義の勇者ギデオン」を試してみたりしています!
使用感には若干ムラがありますが、キャスト後すぐにクリーチャー化して格闘、という流れなどはなかなか可能性を感じています!
まだまだ揉む余地がありそうなので、何か発見があればご教示いただきたいです!m(_ _)m

ざきもま
2013年2月19日22:30

そういえば、似たようなデッキを汲んでいるのですが、自分は1マナは当初《実験体/Experiment One(GTC)》4枚の予定でした。
しかし、数が足りないのでエルフと迷って《ウルヴェンワルドの足跡追い/Ulvenwald Tracker(AVR)》を入れたところ、
2ターン目に《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary(GTC)》から2点火力として放つことができました。
ピロシキさんのレシピとは違いますが、ちょっとした小技です

ピロシキ
2013年2月20日9:47

ざきもまさん

アドバイスありがとうございます!
それは強そうです!さっそく試してみます。
ざきもまさんの構成は、PTギルド門侵犯のTOP8にいるEric Froehlich氏の構成に近い形でしょうか?
自分は格闘で盤面掌握を狙うのをメインにし過ぎて、キルターンがそんなに早くなくなっている点が悩みだったので、最近は「高原の狩りの達人」や「スラーグ牙」でゆっくり仕掛ける形を試しています。しかし序盤から高速展開してキルターンを早めた方が、色んなデッキと戦いやすそうですね!勉強になります。

「炎樹族の使者」が絡むと普通では考えられないような展開ができていいですよね!自分の友人がナヤ人間を組んでいて、1T目「教区の勇者」→2T目「炎樹族の使者」→「稲妻のやっかい者」→結魂で計7点!とかやられてビックリしました^^;

ざきもま
2013年2月28日20:41

大分遅くなりましたがレシピを日記にあげます
足跡追いはいろいろあって抜けちゃいました。

ピロシキ
2013年3月1日11:00

ざきもまさん

レシピさっそく拝見しました!
わざわざお知らせいただきありがとうございますm(_ _)m

かなり高速に寄せた構成ですね!「実験体」にカウンターを乗せたり、「炎樹族の使者」自身が出したマナで速攻を付与できたり、「反逆の印」が相手の盤面に左右されずに安定して使えそうな印象です!ビート多い環境ですし、後手からまくれる可能性があるだけでも強そうですが^^
銀弾が多いのでドムリのプラス能力のワクワク感もアップですね!レシピ見ているだけで想像が膨らみます!

自分は最近はメインボードが以下のような感じです。

●土地 24
森 4
寺院の庭 4
踏み鳴らされた地 4
聖なる鋳造所 4
陽花弁の木立 4
根縛りの岩山 4

●クリーチャー 32
ウルヴェンワルドの足跡追い 4
東屋のエルフ 4
アヴァシンの巡礼者 4
ベラドンナの行商人 2
捕食者のウーズ 4
ボロスの反攻者 4
ゴーア族の暴行者 2
高原の狩りの達人 3
スラーグ牙 4
戦導者オレリア 1

●スペル 4
ドムリ・ラーデ 4

ビートメタでライフゲイン多めですが、赤単系の最高速に近いデッキにはやや分が悪い印象です……。逆にそのようなデッキに相性いいのはどんなデッキなのか、というのを最近ずっと考えていますが、なかなか難しいですねぇ。

ともあれたいへん勉強になりました!参考にさせていただきます!

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