先日に引き続き、「ザスリッドの屍術師」デッキの解説編をお送りします。

■M14ルールと「ザスリッドの屍術師」
M14の登場に合わせて、さる7月13日にルールの変更が行われました。

●参考リンク:『マジック基本セット2014』ルールの変更点
http://mtg-jp.com/reading/fmq/023062/

最も大きいのは「レジェンド・ルール」の変更で、各プレイヤーが同名の伝説のクリーチャーをそれぞれ1体までコントロールできるようになりました。
また、同名の伝説のクリーチャーを2体コントロールしている場合は、そのうちの1体のみ墓地に置くことになりました。

対消滅される危険が無くなった分、伝説のクリーチャーはこれまでよりも運用しやすくなっています! そこで、今回のデッキには二種の伝説のクリーチャーを投入しています。
スレイベンの守護者、サリア (1)(白)
伝説のクリーチャー — 人間 兵士
先制攻撃
クリーチャーでない呪文は、それを唱えるためのコストが(1)多くなる。
2/1

月皇ミケウス (X)(白)
伝説のクリーチャー — 人間 クレリック
月皇ミケウスは、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
(T):月皇ミケウスの上に+1/+1カウンターを1個置く。
(T),月皇ミケウスから+1/+1カウンターを1個取り除く:あなたがコントロールする他の各クリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。
0/0

どちらも伝説に相応しい強力なクリーチャーな上、種族が「人間」であるため、「ザスリッドの屍術師」との相性も良好です。

例えば「スレイベンの守護者、サリア」と「ザスリッドの屍術師」をコントロールしていて、2体目の「スレイベンの守護者、サリア」が手札にある場合、1体目のサリアを残しつつ、2体目を2/2タップインのゾンビとしてプレイする選択肢が生まれます。

これまでよりも運用しやすくなったことから、今回のデッキはこれら伝説のクリーチャーを、それぞれ4枚積む構成としました。

■粒ぞろいの人間クリーチャー
伝説のクリーチャーをはじめ、デッキ内の大部分を良質な人間クリーチャーでまとめています。
●「スレイベンの守護者、サリア」、「月皇ミケウス」
上述の通り、新ルールで使いやすくなった2枚。「ザスリッドの屍術師」をコントロールしている状態でX=1の「月皇ミケウス」の下の能力を起動すると、死亡誘発で出たゾンビにも+1/+1カウンターが乗せられる、なんて小技もあります。

●「教区の勇者」、「銀刃の聖騎士」
高い打点を叩き出す、デッキ内の主力アタッカーです。

●「宿命の旅人」、「カルテルの貴種」
サクリファイスに関連した能力が「ザスリッドの屍術師」と相性抜群です!

「ザスリッドの屍術師」でこれらの良質な人間に除去耐性を付与できれば、盤石の攻め手が整うことでしょう。

■その他のカード
その他の枠には、さらにデッキ内のシナジーを強めるカードを投入しています。
●「血の芸術家」、「スカースダグの高僧」
クリーチャーが死亡した際、さらなる恩恵を受けられる2枚。「血の芸術家」は人間ではありませんが、「ザスリッドの屍術師」「カルテルの貴種」と並べば、ゲームを決められるほどの働きをしてくれることでしょう。

●「オルゾフの魔除け」
唯一のスペル枠には「オルゾフの魔除け」を投入しています。
オルゾフの魔除け (白)(黒)
インスタント
以下の3つから1つを選ぶ。「あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それとそれにつけられているあなたがコントロールするすべてのオーラをオーナーの手札に戻す。」「クリーチャー1体を対象とする。それを破壊し、あなたはそれのタフネスに等しい点数のライフを失う。」「あなたの墓地にある点数で見たマナ・コストが1以下のクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。」

除去としての運用がメインになりそうですが、他2つのモードも有用です。デッキ内で特に強力なパーツである「宿命の旅人」を再利用できるだけでも採用する価値があるでしょう。

■戦略
1.人間クリーチャーを展開
2.「ザスリッドの屍術師」着地
3.死亡を恐れずパンチ!

■弱点
・「終末」
・「漸増爆弾」

ということで本日は以上です。
新しいカードプールと新しいルールが加わったことで、デッキ構築の幅はさらなる広がりを見せています。新環境ならではの構築を模索していきたいところです!

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