先日に引き続き、「カロニアのハイドラ」デッキの解説編をお送りします。

■進化と解鎖との組み合わせ
「ラクドスの血魔女、イクサヴァ」と「カロニアのハイドラ」の2枚は、続けてキャストすればコンボじみた破壊力が出る上、+1/+1カウンターの乗ったクリーチャーを支援するという共通項を持っており、非常に相性の良い組み合わせです。
現環境は+1/+1カウンターの乗るキーワード能力が豊富に存在しますが、今回は「進化」と「解鎖」を持つクリーチャーを採用しています。
実験体 (緑)
クリーチャー — 人間 ウーズ
進化(クリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、そのクリーチャーのパワーかタフネスがこのクリーチャーよりも大きい場合、このクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。)
実験体から+1/+1カウンターを2個取り除く:実験体を再生する。
1/1

円環の賢者 (1)(緑)
クリーチャー — エルフ ドルイド
進化(クリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、そのクリーチャーのパワーかタフネスがこのクリーチャーよりも大きい場合、このクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。)
(T):あなたのマナ・プールに、円環の賢者の上に置かれている+1/+1カウンター1個につき(緑)を加える。
1/2

流血の家の鎖歩き (1)(赤)
クリーチャー — 人間 戦士
解鎖(あなたはこのクリーチャーを、+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出してもよい。これの上に+1/+1カウンターが置かれているかぎり、これではブロックできない。)
2/1

解鎖クリーチャーで進化クリーチャーを育てることで、序盤から良いサイズのクリーチャーを展開していけます。
さらに「カロニアのハイドラ」の能力をひとたび誘発できれば、中盤以降も当たり負けしない盤面が維持できます。
並べるデッキの宿命としてリセット呪文が弱点となるものの、「ラクドスの血魔女、イクサヴァ」による速攻付与で、ある程度の耐性を付けることも可能です。

進化→解鎖→イクサヴァ/ハイドラとつなげて、序盤から終盤まで強い盤面を維持していくことが、今回のデッキの狙いです。

■カウンターの乗るグッドスタッフ
デッキの地力を底上げするため、+1/+1カウンターを乗せられるグッドスタッフを投入しています。
漁る軟泥 (1)(緑)
クリーチャー — ウーズ
(緑):いずれかの墓地にあるカード1枚を対象とし、それを追放する。それがクリーチャー・カードである場合、漁る軟泥の上に+1/+1カウンターを1個置き、あなたは1点のライフを得る。
2/2

M14のトップレア。アタッカーとして有用なため、メインからナチュラルに墓地対策できるのが強みです。
オリヴィア・ヴォルダーレン (2)(黒)(赤)
伝説のクリーチャー — 吸血鬼
飛行
(1)(赤):他のクリーチャー1体を対象とする。オリヴィア・ヴォルダーレンはそれに1点のダメージを与える。そのクリーチャーは、それの他のタイプに加えて吸血鬼になる。オリヴィア・ヴォルダーレンの上に+1/+1カウンターを1個置く。
(3)(黒)(黒):吸血鬼1体を対象とする。あなたがオリヴィア・ヴォルダーレンをコントロールし続けているかぎり、それのコントロールを得る。
3/3

お馴染みのただ強クリーチャー。徐々にスタン落ちが近づいていますが、それまでみっちり働いてもらいましょう!

今回のデッキは階段状に展開できないと苦しくなることが予想されますが、これらのグッドスタッフの力を借りれば、引きが噛み合わないときもごまかしが利くものと思われます。

■10枚の除去枠
いかにサイズが大きくとも、チャンプでしのがれては意味がありません。
というわけで残る10枚のスロットには、除去枠として「破滅の刃」「ミジウムの迫撃砲」「ドムリ・ラーデ」の3種を採用しています。
「破滅の刃」「ミジウムの迫撃砲」の2枚看板ならば、大抵のクリーチャーは射程圏内に入ります。いずれも追放はできませんが、「漁る軟泥」の種を提供できる、と考えれば利点ともとれます。
「ドムリ・ラーデ」は除去としてだけでなく、ドロー補助としても役立ちます。PWルールの変更により運用がしやすくなったため、4枚積んでも腐る場面は考えにくいでしょう。

■戦略
1.進化と解鎖で序盤から攻める
2.イクサヴァ着地!
3.ハイドラが速攻でパンチ!

■弱点
・リセット呪文
・「反逆の行動」「反逆の印」

というわけで本日は以上です。せっかくの新環境、これは!と思う組み合わせはどんどん試していくのが吉かと思います!

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