先日に引き続き、「覇者、ジョー・カディーン」デッキの解説編をお送りします!

■安定的な運用を目指して
「覇者、ジョー・カディーン」は「新たなるファイレクシア」が誇るマルチカラーのレジェンド。
覇者、ジョー・カディーン (3)(赤)(白)
伝説のクリーチャー — 人間 戦士
先制攻撃
金属術 ― あなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしている限り、あなたがコントロールするクリーチャーは+3/+0の修整を受ける。
5/4

ポテンシャルとしては良いものを持っていますが、強さが状況に左右されやすく、安定性に欠けることが最大の難点と言えます。
では、もしもこのカードを安定的に運用できたとしたら?
…考えるだけで胸が高鳴ります!
今回は、「覇者、ジョー・カディーン」の安定的運用を目指し、「出産の殻」の力を借りることにいたしました!

■「出産の殻」と組み合わせる理由
「覇者、ジョー・カディーン」と「出産の殻」は大変相性の良いカードと言えます!
理由は下記の通りです。
●「出産の殻」がもたらす安定性
「出産の殻」は「覇者、ジョー・カディーン」を安定的に運用する上で大いに貢献してくれます!
まず、レジェンドであるジョーは数を積めないカードですが、「出産の殻」を用いれば1枚挿しでも安定的にアクセスできます。
また、「出産の殻」自体がアーティファクトであり、接合者などでアーティファクトの階段を作ってあげれば金属術も安定的に達成できます。
金属術を達成したジョーに、安定してアクセスできる。これは大変素晴らしいことと言えます!

●「覇者、ジョー・カディーン」がもたらす爆発力
逆に「出産の殻」に「覇者、ジョー・カディーン」を積むメリットとはなんでしょうか?
それはジョーがもたらす「爆発力」に他ならないでしょう。
現在の主流であるバント殻は、終盤がとんでもなくエグいことが強みのデッキかと思います。終盤のエグみで言えば環境最高峰と言えますが、序盤の動きはそこまで派手ではありません。
「刃の接合者」「翼の接合者」などのカードがよくとられているのも、立ち上がりの高速化を意識してのことでしょう。
ここで序盤の立ち上がりをさらに追求した場合、ジョーを用いるというのは現実的な選択肢ではないでしょうか。
マナクリから刃の接合者、殻とつながれば4Tキルまで見える爆発力。なかなかに魅力的だと思います。

■細かなカード選択
細かなカードの選択理由をご説明します。
・接合者二種…デッキの主軸となるカード。
・「夜明けのレインジャー」…「刃砦の英雄」への解答となる一枚。ナヤで殻を組む理由になれるカード。
・「扇動する集団」…第二のジョーとして。途中下車はあまりしたくないでしょうが、一枚くらいなら効果的に使えるはずです。
・「ミミックの大桶」…金属術達成のために。接合者や酸スラを刻印する動きは本物でしょう。
・「原始のタイタン」…ケッシグパッケージを組み込まない理由はないでしょう。RUGで双子コンボをタッチした形もありましたが、片手間で勝ち筋を増やせるのは殻の大きな魅力ですね。

殻は色々積めて楽しいですね!上記カードたちが暴れてくれることに期待したいところです。

■戦略
1.接合者を展開
2.殻着地!
3.ジョー・カディーン降臨!!

■弱点
アーティファクト破壊(この場合、ジョーをサイドアウトするのも良いかもしれません)

というわけで本日は以上です。
ジョー・カディーンが諦めきれない。
そんな方、まだまだカードプールは広がりをみせます!模索し続けるとそのうち良い使い方が見つかるかもしれません。
「覇者、ジョー・カディーン」。
マルチカラーのレジェンドの割に、何とも微妙なスペックを持ったこのカード。
金属術を達成した場合のパンチ力は致死級ですが、悠長な割に崩されやすい感が否めません。
しかし、ここで諦めてしまってはデッキビルダーの名折れというもの!
今回は何とかして「覇者、ジョー・カディーン」を実用レベルで運用する方法を模索いたします。
カディーン・ポッド

●土地 26
森 6
平地 3
山 1
銅線の地溝 4
剃刀境の茂み 4
陽花弁の木立 4
墨蛾の生息地 2
ケッシグの狼の地 2

●クリーチャー 28
極楽鳥 4
アヴァシンの巡礼者 3
ヴィリジアンの密使 3
刃の接合者 4
夜明けのレインジャー 1
生命の接合者 4
扇動する集団 1
真面目な身代わり 1
酸のスライム 2
覇者、ジョー・カディーン 1
原始のタイタン 1
太陽のタイタン 1
ワームとぐろエンジン 1
大修道士、エリシュ・ノーン 1

●スペル 6
出産の殻 4
ミミックの大桶 2

また明日、解説いたします!
先日に引き続き「ヴェールのリリアナ」デッキの解説編をお送りします!

■ハンデス戦略に挑戦
「コジレックの審問」「強迫」という優秀1マナハンデスを失った現在のスタンダード。しかし、ハンデスという行為そのものを愛する方にとっては、なかなか諦めきれないところかと思います。
かくいう私もその一人。ということで本日は現環境に残されたカードを活用したハンデスデッキを考えました!

■ヴェールのリリアナと小悪疫、そして外科的摘出
現在ある純粋なハンデスと言えば、「蔑み」と「困窮」くらいのもの。「蔑み」は抜ける範囲が狭い、「困窮」は強いんだけどちょっと重い、というネックがあり、これだけではイマイチです。
しかし、純粋なハンデス呪文に限らなければ、有用な選択肢はグッと増えます!
●ヴェールのリリアナ
今回の表題にもなったカード。自分もディスカードしなくてはならないため、一見アドバンテージにつながりにくいですが、「組み直しの骸骨」「復讐に燃えたファラオ」などの帰還能力持ちのカードと併用すればアドバンテージが稼ぎやすいです。
ひとたび相手の首根っこを押さえれば、在りし日の神ジェイスばりのロックをしてくれます!

●小悪疫
初手マナクリの多い環境、先攻2ターン目に打つ小悪疫は大変輝いています!このカードの有用性は相対的に高まっているといえるでしょう。
布告除去、お互いディスカード、などヴェールのリリアナと似たような効果を発揮するカードなので、両方4積みすることでデッキの動きの安定化が狙えます。

●外科的摘出
「ヴェールのリリアナ」「小悪疫」の唯一の難点は、相手にディスカードするカードを選ばせてしまう点。
しかしこれは、逆に言えば「外科的摘出」でハンデスをするチャンスでもあります。
選んでディスカードする場合、役割の異なる有効牌をすべて残したいと思うのが人情。ダブっているカードがあればとりあえず捨てざるを得ないはずです。
そこで輝きを放つのが「外科的摘出」。本当に面白いくらいディスカードが狙えます。
無論、「蔑み」「困窮」で相手の手札をみてから打ってもハンデスっぽく使えます。インスタントである点も踏まえると、サイドカードにしておくのが惜しいほどの高性能です。メイン4積みも現実的と言えるでしょう。

これだけの枚数を揃えれば、現環境でもハンデス戦略は十分に実現できるはずです!

■除去の選択肢
黒と言えば除去の色。有効な除去カードを二種投入しました!
・夜の犠牲…限りなく「終止」に近い除去カード。「破滅の刃」「喉首狙い」よりも狙える範囲は広いため、黒が濃い構成ならばこのカードを用いるべきでしょう。
・黒の太陽の頂点…気軽にアドバンテージの狙えるカード。ただ、小悪疫があるため全体除去として十分に機能するかは微妙なところなので、この枠は思い切ってハンデスにしてしまってもいいかもしれません。

■クリーチャーの選択肢
クリーチャーは三種類。アドバンテージを考えつつ投入しました。
・「組み直しの骸骨」…手札からでも墓地からでも戦場に出せるナイスカード。ディスカードによるアドロスを緩和しつつ、ブロッカーもこなします。
・「復讐に燃えたファラオ」…喜んでディスカードしたくなる置き除去。「ヴェールのリリアナ」でこれを落とす動きは立派なコンボと言えるでしょう!
・「血統の守り手」…小悪疫を用いる関係上、軽量マナ域で布告耐性のあるハードパンチャーを、と探した結果このカードをえらびました。
ただ、ハンデスで相手を崩しつつ一気に畳みたいデッキである以上、このクリーチャーではいささか役不足かもしれません。布告耐性がなくとも「ファイレクシアの抹消者」の方がパンチ力が高く話が早いため、交換すべきかもしれません。

■戦略
1.ハンデスしまくって相手の動きを鈍らせる
2.相手がまごついている間に殴りきる!

■弱点
軽量高速デッキ

というわけで本日は以上です。
環境柄「小悪疫」「外科的摘出」辺りのカードは本当に強力です!黒コンの可能性にどうしても期待してしまうところです。
「最近ハンデスしてないなあ」という方、時にはこんな構成で遊んでみてはいかがでしょうか?
最近身内で戦績の記録をしているのですが、これがなかなか楽しいです!
これまで身内では、ひたすら飽きるまでデッキを回し続けるだけだったのですが、戦績を付け始めるとデッキやプレイヤー間の勝率、相性が如実にあらわれて面白いですね^^
勝敗をポイント制で記録していき、「闇の隆盛」発売までに勝ち点の最も高かった人には素敵な賞品が贈られます。
賞品をゲットすべく頑張っていきたいところです!

さて、私事はこれくらいにして本日もデッキを考えます。
本日は、イニストラードのトップレア「ヴェールのリリアナ」をガン積みしたい!という一心で、ちょこちょことシナジーを考えつつデッキを組んでみました。
「ヴェールのリリアナ」デッキ

●土地 24
沼 24

●クリーチャー 12
組み直しの骸骨 4
血統の守り手 4
復讐に燃えたファラオ 4

●スペル 24
外科的摘出 3
蔑み 4
困窮 2
小悪疫 4
夜の犠牲 4
ヴェールのリリアナ 4
黒の太陽の頂点 3

また明日、解説いたします!
先日に引き続き、「業火への突入」デッキの解説編です!

■全体火力の活用を目指して
ビートダウンが支配的な環境柄、有用さを増しているであろうカードが「電弧の痕跡」「金屑の嵐」という全体火力呪文です。
これらのカードを使いこなせるデッキを作れれば、結構強く使えるのではないだろうか?というのが今回のデッキの出発点。
「金屑の嵐」を活かすためには、小粒を大量展開するスライ的な構成よりも、デカブツを大量に入れたビッグレッドのような構成が望ましいでしょう。
幸いにして、イニストラードには「業火への突入」という可能性を感じさせるマナ加速が存在します。これを組み込んでデッキを組んでみると面白そうです!

■マナ加速の数々
ビッグレッドと言うからには、マナ加速が不可欠!ということで、今回は赤で使えるマナ加速を四種13枚投入しました!
●業火への突入
・侮れない加速幅
イニストラード期待の新星。クリーチャーの生贄が必要なため、腐る可能性のあるマナ加速ですが、代わりに加速の幅は2マナと大きいのが利点です。
1T目1マナクリーチャーから2T目にこれを唱えれば「槌のコス」「炬火のチャンドラ」といったPWに繋げられます!「大地のうねり」から7マナドラゴンに繋げるパターンもあり、夢は広がるばかりです!
・PIGクリーチャーの充実
生贄にしても惜しくないクリーチャーは意外に多いもの。「ゴブリンの付け火屋」「危険なマイア」は単体でも盤面の停滞に役立つ上、ただでは死にません。「憤怒生まれのヘルカイト」の狂喜達成を安定化させるためにも貢献します。
「真面目な身代わり」はただ強ですが、能動的にサクれると強さが増します。

●大地のうねり
一枚で3マナも加速してくれる強力カード。二枚目以降は腐りがちなので枚数は抑えましたが、たまに驚くような活躍を見せてくれます!

●真面目な身代わり、槌のコス
マナも伸ばせるただ強二種。持てる役割の広さにより、デッキに柔軟性をもたらします。

■強大なドラゴンたち
赤いデカブツといえば、ドラゴンしかいないでしょう!
なぜか現在は7マナ神話ドラゴンが二種もいて、ドラゴンフリークにはたまらない状況となっています!
フライヤーが強い環境なら、ドラゴンが暴れられる可能性は大いにあり得るはずです!
なお、フィニッシャーにドラゴンを据えたのは単なるロマンではなく、赤の宿敵「ワームとぐろエンジン」に対応可能である、という理由によるものです。殴る片手間に除去するも良し、12点クロックでライフリンクを無視するも良し、です!

同じデカブツとして、「業火への突入」と相性の良い「溶鉱炉の大長」も採用候補にあがるでしょう。本体が微妙であるため今回は見送りましたが、追加のファッティとして検討の余地はありそうです。

■戦略
1.全体火力でしのぎつつマナ加速
2.デカブツを叩きつける!

■弱点
打ち消し
確定除去

ということで本日は以上です!
ドラゴンが早期着地し、無双する様は大変痛快です!軽量ビートにいわされている方は、こんな構成を試してみても良いかもしれません。
最近は白絡みのビートダウンや緑絡みのビッグマナなど、展開力の高いデッキが強力な印象です。
であればマナクリやウィニーをさばくことに長けた赤いデッキは結構強い時期なのではないでしょうか?
特に、ゲームが長引いた場合にも勝負のできるビッグレッド方面のデッキには、可能性を感じずにはいられません。
その辺りを踏まえた上で、本日もデッキ構築です!
「業火への突入」デッキ

●土地 24
山 20
幽霊街 4

●クリーチャー 18
ゴブリンの付け火屋 4
危険なマイア 4
真面目な身代わり 4
憤怒生まれのヘルカイト 3
災火のドラゴン 3

●スペル 18
業火への突入 4
電弧の痕跡 3
金屑の嵐 3
槌のコス 3
炬火のチャンドラ 3
大地のうねり 2

また明日、解説いたします!
先日に引き続き、「大笑いの写し身」デッキの解説編です。

■「大笑いの写し身」を効果的に用いるには?
「大笑いの写し身」は、クローン系呪文の亜種。
大笑いの写し身 (1)(青)(青)
インスタント
あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それのコピーであるトークンを1体戦場に出す。
フラッシュバック(5)(青)(青)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)

対象をとる点、自陣限定である点など制約もありますが、インスタントである点は非常に魅力的です!また、マナさえかければアドバンテージにつながる点も長所でしょう。現在は優秀なクローン呪文が多数ある環境ですが、この辺りの特徴をうまく活かせば、差別化することは十分可能なはずです!
というわけで今回は「大笑いの写し身」と相性の良いクリーチャーをいくつか盛り込みました!

■相性の良いクリーチャーの条件
環境のクローン呪文の中で、「大笑いの写し身」にのみ見られる特徴は以下の通り。

・カードタイプがインスタントである
・インスタントタイミングで唱えられる
・自陣限定である
・フラッシュバックによりアドバンテージがとれる

これらの特徴を活かせることが、クリーチャー選出の条件となります。
これを踏まえて今回は下記四種のクリーチャーを投入しました!

● カードタイプを活かす…「秘密を掘り下げる者」
「秘密を掘り下げる者」は最近流行りの変身クリーチャー。スムーズに変身できれば、2T目から3/2飛行が動き始めるので大変強力です!
変身条件を満たすため、デッキ内にはインスタントやソーサリーを大量に入れなくてはいけないので、通常、クリーチャーは薄くなりがちです。そこで「大笑いの写し身」「緑の太陽の頂点」のような「クリーチャーとして数えられるインスタントやソーサリー」の力を借りるのは、折衷案として一考でしょう。
1マナのため簡単に先置きできる、というのも「大笑いの写し身」と噛み合っています。

●インスタント・タイミングで打てる点を活かす…「瞬唱の魔導士」「酸のスライム」
環境の最強カードの一角である「瞬唱の魔導士」。これを瞬速のままコピーできるのは「大笑いの写し身」だけです!手数を増やすのに大いに貢献してくれる組み合わせです!
また、接死持ちのクリーチャーが瞬速タイミングで出てくる、というのも大変強力です!「酸のスライム」で1:2交換を狙える可能性はかなり高いでしょう。

●並べると強いカードと併用…「アヴァブルックの町長」
ロードをコピーするのはシンプルながら強力な動きです。「秘密を掘り下げる者」「瞬唱の魔導士」ともに人間のため、打点の強化に役立つでしょう。コンバットトリックにも使えそうです。

これらカードと組み合わせれば、「大笑いの写し身」はかなり便利に使えるはずです。

■その他のカード
その他にはカウンター、バウンス、ドローなどというクセのないコントロールカードを投入しました!
「秘密を掘り下げる者」「瞬唱の魔導士」のポテンシャルを最大限活かすための措置です。
動きとしてはクロックパーミッションに近くなりそうです。

■戦略
1.コピーの種となるクリーチャーを展開!
2.構えつつ、隙を見て「大笑いの写し身」!少しずつ殴って勝つ

■弱点
狼男全般
高速デッキ

ということで本日は以上です!
「大笑いの写し身」、なかなかクセの強いカードですが、他クローンとの差別化要因は十分に考えられます!使ってみると意外と楽しいカードです。

当ブログは先日、10万ヒットを突破いたしました!皆様ありがとうございます!

もともと自分のデッキメモのつもりで始めたブログが、こんなに多くの方のお目に触れることになるとは思いもよらず、望外の喜びを感じております。
ご覧いただいた方のうち、どれだけの方に楽しんでいただけたか、というのは全く自信のないところですが…。なんらかの足しになれば、という一心で、今後も地道に更新していきたいと思います。
改めましてよろしくお願いしますm(_ _)m

ということで本日もデッキ構築です!
本日のキーカードは「大笑いの写し身」です!
「大笑いの写し身」デッキ

●土地 24
島 14
森 6
内陸の湾港 4

●クリーチャー 11
秘密を掘り下げる者 4
瞬唱の魔導士 4
アヴァブルックの町長 2
酸のスライム 1

●スペル 25
蒸気の絡みつき 4
思案 4
熟慮 3
否認 1
マナ漏出 4
雲散霧消 4
大笑いの写し身 3
緑の太陽の頂点 2

また明日、解説いたします!
先日に引き続き、「教区の勇者」デッキの解説編です。

■育つウィニー
今回は「教区の勇者」を使いたい一心でデッキ構築いたしました。
教区の勇者 (白)
クリーチャー — 人間 兵士
他の人間があなたのコントロール下で戦場に出るたび、教区の勇者の上に+1/+1カウンターを1個置く。
1/1

人間版の「ハーダの自由刃」のようなクリーチャー。自由刃と比べて優れている点として、「人間」というより広いクリーチャータイプを参照していて、採用クリーチャーに自由度が生まれることが挙げられます。
「ハーダの自由刃」は同種族の1マナ域に恵まれず、それがデッキ構築に制約をもたらしていたものと思われます。しかし「人間」には優秀な1マナ域がたくさんいます!同種族の1マナ域に恵まれているため、自由刃よりも育ちやすいのがこのクリーチャーの売りでしょう。
1ターン目に着地し、よどみなく後続を展開できれば終盤まで強力なアタッカーとして活躍してくれるはずです。

今回は、古来よりウィニークリーチャーの優秀な色である「白赤」という組み合わせでこのカードを使ってみます!

■クリーチャー選択
「教区の勇者」のパートナーとして、優秀クリーチャーを大量投入しました!

・「先兵の精鋭」…優秀ウィニー。白赤という対抗色で序盤から詰まらず展開できるよう、クリーチャーは白に寄せています。
・「嵐血の狂戦士」…白赤カラーの理由となるカード。勇者からつながると最高です。
・「月皇ミケウス」…全体強化戦略はウィニーとよくマッチしています。
・「精鋭の審問官」…こちらは「カザンドゥの刃の達人」を思い出させるカード。ダンディ系のイケメンです。
・「ミラディンの十字軍」「刃砦の英雄」…ただ強クリーチャー達。

計26枚のクリーチャーがいれば、勇者は確実に育ってくれるでしょう。

■全体強化を行う!
ウィニーがプレッシャーを与え続けるために、全体強化につながるカードを投入しました!

・「清浄の名誉」…はじめは「うろつく餌食の呪い」を試していたのですが、最終的には即効性の高いこちらに軍配が上がりました。
・「電位の負荷」…除去と強化を一手に担うキーカード。「教区の勇者」「嵐血の狂戦士」「月皇ミケウス」など、増殖対象は盛り沢山です!

これだけの強化手段があれば、ウィニーがプレッシャーを失うことはないでしょう!

■戦略
1.よどみなくクリーチャー展開!
2.全体強化でフィニッシュ

■弱点
全体除去

ということで本日は以上です!
1マナと思えぬ働きぶりをみせる「教区の勇者」。使ってみるだけの価値はあるでしょう!
GP広島では白系ビートダウンが大活躍だったようで、カバレージを読んでビートダウンを使いたくなった方も多いのではないでしょうか。
自分もそんな一人で、特に優秀な1マナ域である「教区の勇者」に興味を抱いています。
本日はこのカードをぜひとも使ってみたい!ということでデッキ構築です!
「教区の勇者」デッキ

●土地 24
平地 10
山 8
断崖の避難所 4
幽霊街 2

●クリーチャー 26
教区の勇者 4
先兵の精鋭 4
精鋭の審問官 4
嵐血の狂戦士 4
月皇ミケウス 3
ミラディンの十字軍 4
刃砦の英雄 3

●スペル 10
清浄の名誉 4
電位の負荷 4
投げ飛ばし 2

また明日、解説いたします!
先日に引き続き、「掘葬の儀式」デッキの解説編です。

■大振りなアクションを繰り返す!
各種タイタン、法務官などに代表されるファッティクリーチャーは、ひとたび戦場に着地できれば、圧倒的制圧力を持ってゲームをクローズしてくれます。
しかし、その分マナコストは重く、カウンターや除去によって対処された場合の損失もまた大きなものでしょう。
しかし、もしもファッティを連打し続けられた場合はどうでしょう?
いつしか対戦相手の回答は尽き、ファッティの餌食となることは避けられないはずです。
そんな動きを実現してくれるカードこそ、「掘葬の儀式」です。
堀葬の儀式 (4)(黒)
ソーサリー
あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
フラッシュバック(3)(白)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)

このカードがあれば、一度ファッティが対処されてもあと二回、チャレンジする機会が生まれます!しかも回数を経るごとに必要なマナコストが軽くなっていくのですから、大変美味しいお話です。
今をときめく太陽拳も搭載しているこのギミック。今回はより純化して用いるべく、白黒二色で試してみました。

■除去によって展開遅延
白黒と言えば、どちらも除去に長けたカラーです。であればその優秀な除去によって、ファッティ到着までの時間稼ぎができるはずです。
今回は目移りしてしまうラインナップの中から、四種12枚の除去を投入しました!
・「審判の日」…白と言えばこのカード。貴重なアドバンテージ源となります。
・「ヴェールのリリアナ」…優秀な布告除去。
・「忘却の輪」…万能パーマネントタッチ。
・「四肢切断」…サイド後の「機を見た援軍」を考慮すると悪くない選択肢。
これだけの除去があれば、ファッティ着地まで耐えられるはずです。

■ファッティのちらし寿司
白と黒が有する優秀なファッティ軍団。デッキの要となるカードのため、計12枚投入しました!
なお、流行の「外科的摘出」を警戒して、ファッティは散らしてあります。さながらファッティのちらし寿司です!
●「太陽のタイタン」「墓所のタイタン」「大霊堂の王、ゲス」「ワームとぐろエンジン」
自陣の戦線構築に役立つファッティ達。どれか一枚が無事着地すれば、それまでの遅れを一気に取り戻せるでしょう。

●「虐殺のワーム」「太陽破の天使」「大修道士、エリシュ・ノーン」「囁く者、シェオルドレッド」
こちらは除去を内蔵したファッティ。相手の反撃の芽を摘みます。

●「ルーン傷の悪魔」
デッキ内で最も重要なファッティ。散らしたカードにアクセスすることはもちろん、「掘葬の儀式」をサーチするのに役立ちます。墓地のこのカードに「掘葬の儀式」を打ち、追加の「掘葬の儀式」を手札に引き込む、という動きが決まると爽快です!

■戦略
1.除去をしつつ耐える
2.ファッティ連打!

■弱点
高速デッキ
リムーブ呪文

ということで本日は以上です。
時には深く考えず、ファッティを連打し続けるのも楽しいものです。相手を圧倒して勝利したい方は、こんな構成を試してみても良いかもしれません。
ファッティを唱えること。
これはマジックというゲームの大きな魅力の一つと言えましょう。
たった一枚にしてゲームを制圧するポテンシャルを持ち、その多くが高レアリティであるファッティは、唱えるだけで喜ばしい存在です。
本日は、そんなファッティをひたすら連打し続けることのできるデッキを目指し、デッキ構築いたしました。
キーカードは「掘葬の儀式」です!
「掘葬の儀式」デッキ

●土地 26
沼 10
平地 10
孤立した礼拝堂 4
幽霊街 2

●クリーチャー 19
ミラディンの十字軍 4
真面目な身代わり 3
墓所のタイタン 2
大霊堂の王、ゲス 1
太陽のタイタン 2
太陽破の天使 1
ワームとぐろエンジン 1
ルーン傷の悪魔 2
虐殺のワーム 1
大修道士、エリシュ・ノーン 1
囁く者、シェオルドレッド 1

●スペル 15
四肢切断 3
忘却の輪 3
ヴェールのリリアナ 3
審判の日 3
掘葬の儀式 3

また明日、解説いたします!
先日に引き続き、「死体生まれのグリムグリン」デッキの解説編をお送りします。

■護身完成!
先日にお伝えした通り、「壊死のウーズ」「血統の守り手」「死体生まれのグリムグリン」の3枚のカードで無限P/Tコンボが実現します。
無限P/Tを実現すれば、一発でも攻撃を通せば勝利できます。ですが、この「攻撃を一発通す」というのが意外に難関です。
例えばチャンプブロッカーが立っているだけでも時間を稼がれてしまいますし、確定除去を一発打たれたらそれまでです。相手が接死持ちでも立たせていたら、アタックに行くこともできません。
様々な不確定要素によって妨害される可能性があるので、このコンボの決定力は過信してはいけません。

しかし、戦場か墓地に「グリセルブランドの信奉者」がいれば、話は一気に変わってきます!
グリセルブランドの信奉者 (1)(黒)
クリーチャー — 人間 クレリック
(1),クリーチャーを1体生け贄に捧げる:あなたは、その生け贄に捧げたクリーチャーのタフネスに等しい点数のライフを得る。
1/1

もしも無限P/Tを達成したウーズが除去されそうになっても、「グリセルブランドの信奉者」で生贄に捧げてしまえば無限ライフとなります!
相手がライフを攻めるデッキならば、後はどちらかの山札が尽きるのを待つのみ。
となれば「ネファリアの溺墓」のあるこちら側に分があります。
一見消極的なようですが、これで決定力はグッと高まります!

■パクリファイス戦略も搭載
「グリセルブランドの信奉者」「死体生まれのグリムグリン」はどちらもサクリ台として使えます。「壊死のウーズ」を用いる以上、墓地へのアプローチを能動的に行えることは大きなプラスと言えるため、サクリ台であることは大いに役立つでしょう。
しかし、せっかくなのでさらに活用をしたいところです!
というわけで、このデッキには「攻撃的な行動」を採用してみました。
攻撃的な行動 (3)(赤/Φ)(赤/Φ)
インスタント
((赤/Φ)は(赤)でも2点のライフでも支払うことができる。)
いずれかの対戦相手がコントロールするクリーチャー1体を対象とし、ターン終了時までそれのコントロールを得る。そのクリーチャーをアンタップする。それはターン終了時まで速攻を得る。

インスタントで動けるため、ただでさえカードアドバンテージを期待できる強カード。サクリ台が絡めばより効果的に使えるでしょう!
当然巨大ウーズの攻撃を通すためにも使えます!
赤マナが出ないためペイライフ前提ですが、その価値はあるはずです。

■その他のカード選択
デッキ内の残りのスロットは、コンボ成立を助けるカードをふんだんに盛り込みました!
・「呪文滑り」…史上最高の避雷針。システムクリーチャー全般の味方です。
・「ヴェールのリリアナ」…除去と共鳴者という大役を両方こなします。
・「熟慮」「禁忌の錬金術」「マーフォークの物あさり」…安定のドローソース。
・「ネファリアの溺墓」…序盤のパーツ集め、無限ライフ達成後のフィニッシュと、土地とは思えない器用な存在。

■戦略
1.「壊死のウーズ」を引き込みつつ「血統の守り手」「死体生まれのグリムグリン」「グリセルブランドの信奉者」を墓地に落とす
2.無限P/T達成後、攻撃を通すか無限ライフを達成!

■弱点
墓地対策
高速デッキ

というわけで本日は以上です。
墓地対策の蔓延する今、サイドボード後には厳しい戦いが見込まれます。が、グッドスタッフとして動くも良し、「精神的つまづき」で対策するも良しと、希望がないわけではありません。
ワクワクしながらプレイしたい方なら、このコンボは試す価値があるでしょう。
皆さんご存知のことと思いますが、「壊死のウーズ」「血統の守り手」「死体生まれのグリムグリン」の3枚のカードで、無限P/Tコンボが実現します。
血統の守り手 (2)(黒)(黒)
クリーチャー — 吸血鬼
飛行
(T):飛行を持つ黒の2/2の吸血鬼クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
(黒):血統の守り手を変身させる。この能力は、あなたが5体以上の吸血鬼をコントロールしている場合にのみ起動できる。
3/3
系統の王
〔黒〕 クリーチャー — 吸血鬼
飛行
あなたがコントロールする他の吸血鬼クリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
(T):飛行を持つ黒の2/2の吸血鬼クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
5/5

死体生まれのグリムグリン (3)(青)(黒)
伝説のクリーチャー — ゾンビ 戦士
死体生まれのグリムグリンはタップ状態で戦場に出るとともに、あなたのアンタップ・ステップにアンタップしない。
他のクリーチャーを1体を生け贄に捧げる:死体生まれのグリムグリンをアンタップし、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。
死体生まれのグリムグリンが攻撃するたび、防御プレイヤーがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。そのあと、死体生まれのグリムグリンの上に+1/+1カウンターを1個置く。
5/5

手順としては以下の通りです。

1.「血統の守り手」「死体生まれのグリムグリン」が墓地に落ちている状態で「壊死のウーズ」を戦場に出す
2.「血統の守り手」のタップ能力を「壊死のウーズ」で起動してトークンを生成する
3.「死体生まれのグリムグリン」の生け贄能力を「壊死のウーズ」で起動し、アンタップしつつ+1/+1カウンターを1個置く
4.以降トークン生成と生け贄アンタップを好きなだけ繰り返す

無限P/Tを達成すれば、後は1回でも攻撃を通せば勝利です!
このコンボの優秀なところは、以下3点が考えられます。
●パーツを揃えるのが容易
3枚コンボとは言え、「血統の守り手」「死体生まれのグリムグリン」の2枚は墓地にあればOKです。墓地に落とすのは引き込むのよりもよほど楽ですし、墓地を使うので打ち消しにも若干の耐性があります。毎ゲーム、かなりの確率でコンボ達成が狙えるでしょう!

●パーツそれぞれが単体で強い
これはこのコンボの何よりの強みですが、それぞれのパーツが単体で脅威になれます!
「血統の守り手」は「エメリアの天使」を彷彿とさせる優秀フライヤーですし、「死体生まれのグリムグリン」は制圧力の高い優秀フィニッシャーです。「壊死のウーズ」も4マナ4/3と最低限のサイズを有しており、戦力と数えられます。

●三枚揃わなくてもシナジーがある
例えば「血統の守り手」でトークンを安定供給しつつ「死体生まれのグリムグリン」で殴り続けるだけでも強力ですし、墓地に落ちた「血統の守り手」「死体生まれのグリムグリン」の能力を「壊死のウーズ」で起動し続けるだけでも十分戦えます。

以上、まとめるとこのコンボは「グッドスタッフでありながら」「現実的に狙える」コンボと言えます!
前環境の名デッキ「双子総督」コンボと比べると、決定力では劣りますが、パーツの腐りにくさではこちらに分があります。ローグデッキとして一発狙えるくらいのポテンシャルは持っているのではないでしょうか。
さらにこのメンツに以下のパーツを加えるとどうなるでしょう…!?
グリセルブランドの信奉者 (1)(黒)
クリーチャー — 人間 クレリック
(1),クリーチャーを1体生け贄に捧げる:あなたは、その生け贄に捧げたクリーチャーのタフネスに等しい点数のライフを得る。
1/1

いつもお世話になっている苦楽落下さんからいただいたアイデアですが、このクリーチャーがいれば、このコンボは更に強力な運用が可能となります!(ありがとうございます!)
というわけで生まれたのが本日のデッキです。
「死体生まれのグリムグリン」デッキ

●土地 24
沼 7
島 7
水没した地下墓地 4
闇滑りの岸 4
ネファリアの溺墓 2

●クリーチャー 23
マーフォークの物あさり 4
グリセルブランドの信奉者 4
呪文滑り 3
壊死のウーズ 4
血統の守り手 4
死体生まれのグリムグリン 4

●スペル 13
熟慮 3
禁忌の錬金術 3
ヴェールのリリアナ 3
攻撃的な行動 4

また明日、解説いたします!
先日に引き続き、「天使の監視者」デッキの解説編をお送りします!

■「天使の監視者」を強力に用いるためには?
天使の監視者は、人間をコントロールしていると除去耐性が非常に高くなるクリーチャー。
天使の監視者 (3)(白)(白)
クリーチャー — 天使
飛行
あなたが人間をコントロールしている限り、天使の監視者は呪禁を持つとともに破壊されない。
5/3

呪禁と破壊されない、というのは最高級の除去耐性であり、人間デッキにおける「天使の監視者」は、安定したフィニッシャーとして活躍できるとみることができます。
では、仮に人間の方にも除去耐性があったとしたら…!?相手の対処手段はごく限られたものになってしまうことでしょう。
今回はとことん除去耐性を追求し、デッキ構築をしました!

■除去耐性のある人間たち
環境には除去耐性を持った人間がたくさんいます。今回はそれらを惜しげもなく投入しました!
・「不可視の忍び寄り」…呪禁とアンブロッカブルを有した人間。確かなクロックを刻んでくれます。
・「ミラディンの十字軍」…言わずと知れた優秀クリーチャー。火力以外には大変強いです。
・「刃の接合者」…相手がピン除去しか持っていない場合、除去はゴーレムに優先されるのでは?これも立派な除去耐性ではないでしょうか
・「ニューロックの猛士」…被覆持ちの人間です。強力なアドバンテージ能力を持っており、相手にブロッカーを要求できる点も優秀です。
これら四種16枚の死ににくい人間がいれば、天使の監視者の除去耐性は盤石なものとなるでしょう!

■打点の低さを補う
除去耐性に着目してクリーチャー選択をしましたが、比較的打点が低めのメンツになっています。
除去こそされないかもしれませんが、このままダメージレースを挑むには不安が残ります。
打点の低さを補うため、強化手段を投入しました!
・「饗宴と飢餓の剣」…打点アップ&アドバンテージソースとして。安定した強さを発揮してくれます。
・「信仰の縛め」…ある時は除去として、ある時は強化手段として使えるオーラ。
・「滞留者ヴェンセール」…アンブロッカブル付与により、ダメージレースで逆転が狙えるカード。「信仰の縛め」を状況に応じてちらつかせる、というのも一興でしょう。SOMブロック構築でみられた名コンボ、猛士ヴェンセールも炸裂します!
これらの強化手段があれば、問題なくダメージレースを仕掛けることができるでしょう。

■戦略
1.除去耐性持ちの人間を展開
2.天使の監視者降臨!
3.強化手段を併用しつつ、着実にライフを削る!

■弱点
黒の太陽の頂点
高速デッキ

というわけで本日は以上です!
除去耐性のあるクリーチャーというのは、使っていて気分が良いものです。時には相手の除去に怯えることなく、クリーチャーを全力展開してみてはいかがでしょうか?
新しいエキスパンションが出るごとの楽しみと言えば、ホビージャパン刊の公式ガイドブック。
何より著者である真木孝一郎氏によるカード評価が面白く、デッキを組む上でも大変参考になります。
特に真木氏が星5つをつけたカードは、必ずと言っていいほど構築シーンにも姿を見せます!
「表裏常ならぬ世にあって、頼むに足るは真木ぽんの星5つ」
そんな台詞も聞こえてきそうです。

今回は、真木氏が星5つをつけたカードのうちの一枚、「天使の監視者」を主軸にデッキ構築です!
「天使の監視者」デッキ

●土地 24
平地 7
島 7
氷河の城砦 4
金属海の沿岸 4
ムーアランドの憑依地 2

●クリーチャー 20
不可視の忍び寄り 4
ミラディンの十字軍 4
ニューロックの猛士 4
刃の接合者 4
天使の監視者 4

●スペル 16
否認 4
信仰の縛め 4
忘却の輪 3
饗宴と飢餓の剣 3
滞留者ヴェンセール 2

また明日、解説いたします!
すみません更新が遅くなりました。先日に引き続き「死者の呪文書」デッキの解説編をお送りします!

■「死者の呪文書」と大長シリーズを組み合わせる
「死者の呪文書」は自己完結的にリアニメイトを達成できるカード。適量のファッティと「死者の呪文書」さえあれば、デッキの形は成立すると言っても良いでしょう。
さらに円滑に運用するにはどうするか?
その方法の一つとして、大長シリーズを用いるのは有効な手だてのように思われます。
●腐らないファッティ
ファッティの弱みは、重さ故、場に出せるまでは手札で腐り続けてしまう点。ですが大長シリーズなら、初手から抱えることで何らかのボーナスを得られるため、序盤からある程度役立ちます。なかでも今回は「死者の呪文書」の特性とかみ合った大長二種を投入しました!
・「尖塔の大長」…初手に抱えることで、対戦相手の山札を7枚も墓地に送ることができます!「死者の呪文書」のリアニメイト範囲は対戦相手の墓地も含むため、大長の中でも一番噛み合ったカードです。
・「ドロスの大長」…初手に抱えれば、相手のライフをドレインできます!起動まで時間がかかるのが「死者の呪文書」の難点ですが、序盤にライフを稼いでおけば、達成はグッと近づくでしょう。本体が「6/6 絆魂 飛行」と、勝負を決めるのに十分な性能である点も見逃せません。
これら二種の大長を投入すれば、「死者の呪文書」は大いに活用できるはずです!

■ついにブレイク!?「復讐に燃えたファラオ」
また、「死者の呪文書」を用いる上で欠かせないカードが一枚あります。それこそが「復讐に燃えたファラオ」です!
墓地に落とせば相手の攻めを減速させることができますし、一見テンポロスにしかならなさそうなトップ帰還の能力も、カウンターを貯める弾を確実に確保できる、という利点でしかありません。
ひとたび呪文書とファラオが揃えば、奥義達成は約束されたも同然です!
もちろん、デッキ内の「ヴェールのリリアナ」とも相性抜群です!プラス能力でファラオを捨てる、というのはお手軽かつ強力なコンボでしょう。

■その他のクリーチャー
その他、クリーチャー枠には「呪文滑り」と青黒の法務官を一枚ずつ、投入してあります。
「呪文滑り」は、「死者の呪文書」を守るために欠かせないカードです。より受けの広い選択肢として、打ち消し呪文を投入するのも一考の余地があるでしょう。今回はカウンターを増やす弾になれる点を評価し、こちらを優先しました。
二種の法務官はデッキの華として。「死者の呪文書」の奥義は強制効果のため、複数墓地に落ちているとレジェンドルールにより対消滅してしまうので注意が必要です。

■その他のスペル
スペル枠にはドローとして「禁忌の錬金術」、除去として「破滅の刃」「ヴェールのリリアナ」「黒の太陽の頂点」を投入しました。
なお、「黒の太陽の頂点」よりも動きが重くなってしまう可能性はありますが、「生命の終焉」の方が構成的には噛み合っていそうです!テーマに殉じるならこちらを選択するべきだと思います。

■戦略
1.「死者の呪文書」を設置
2.除去でしのぎつつカウンターを貯めて、奥義達成!

■弱点
アーティファクト破壊
墓地対策
高速デッキ

というわけで本日は以上です!
「死者の呪文書」、若干悠長なカードではありますが、除去を濃くすれば十分強力に用いることができそうです。
大技が好きな方には、これ以上ないほど魅力的な選択肢だと思います!試す価値はありそうです。
イニストラードで登場した「死者の呪文書」は、大変凶悪なアーティファクトです。
死者の呪文書 (4)
伝説のアーティファクト
(1),(T),カードを1枚捨てる:死者の呪文書の上に学習カウンターを1個置く。
(T),死者の呪文書から学習カウンターを3個取り除くとともに、それを生け贄に捧げる:墓地にあるすべてのクリーチャー・カードを、あなたのコントロール下で戦場に出す。それらはそれらの他の色やタイプに加えて黒のゾンビである。

このカードのポイントは以下の二点かと思います。

・自己完結性が高い…リアニメイト手段でありながら墓地肥やしを兼ねているため、無駄がありません。スロットを節約できるため、様々な構成を考えられます。
・効果範囲が広い…墓地にいるクリーチャーならとにかく全てリアニメイトできる点が素晴らしい!本来単なる継戦手段のはずの除去が、そのままフィニッシュにも活きてきます。

無駄が少なく、効果の強力なデザインなので、今後のプール次第では使われてもおかしくないカードでしょう。
今回はそんな「死者の呪文書」を使ってデッキ構築です!
「死者の呪文書」デッキ

●土地 24
島 7
沼 7
水没した地下墓地 4
闇滑りの岸 4
ネファリアの溺墓 2

●クリーチャー 18
呪文滑り 4
復讐に燃えたファラオ 4
ドロスの大長 4
尖塔の大長 4
囁く者、シェオルドレッド 1
核の占い師、ジン・ギタクシアス 1

●スペル 18
破滅の刃 4
禁忌の錬金術 4
ヴェールのリリアナ 3
黒の太陽の頂点 3
死者の呪文書 4

また明日、解説いたします!
先日に引き続き、「グリセルブランドの信奉者」デッキの解説編です。

■コントロール奪取スペルと相性の良いカードとは?
イニストラードで登場したカードのうち、コントロール奪取スペルと相性の良いカードがいくつかあります。
グリセルブランドの信奉者 (1)(黒)
クリーチャー — 人間 クレリック
(1),クリーチャーを1体生け贄に捧げる:あなたは、その生け贄に捧げたクリーチャーのタフネスに等しい点数のライフを得る。
1/1

奪ったクリーチャーでパンチした後、この起動型能力のコストにしてしまえばライフアドバンテージが一気に稼げます。
スカースダグの信者 (2)(赤)(赤)
クリーチャー — 人間 シャーマン
(赤),(T),クリーチャーを1体生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。スカースダグの信者はそれに2点のダメージを与える。
2/2

一見使いにくいティムですが、コントロール奪取スペルが絡めば相手のクリーチャーを一掃できる可能性があります。
今回は上記二種の新カードをサクリ台として起用し、コントロール奪取スペルを連発することを目指します!

■クリーチャーの選択
「グリセルブランドの信奉者」「スカーズタグの信者」を中核にしつつ、コントロール奪取スペルと相性の良いクリーチャーを大量投入しました!
・「縞瑪瑙の魔導士」…接死付与は大変渋く、コントロール奪取時のコンバットに深みをもたらしてくれることでしょう!「スカーズタグの信者」「オリヴィア・ヴォルダーレン」の除去能力を高めるのにも貢献します。
・「壊死のウーズ」…今回のサクリ手段はクリーチャーの起動型能力なので、水増しにはこのカードが適任です。クリーチャーが自発的に墓地に落ちることができる構成のため、使い勝手は良好です。「縞瑪瑙の魔導士」「オリヴィア・ヴォルダーレン」の能力を活用するのも良いでしょう。
・「オリヴィア・ヴォルダーレン」…マナはかかりますがたった一枚にして相手クリーチャーを奪うことができます!盤面優位を追求した今回のデッキ構成ともよく合っています。

これらのクリーチャーがいれば、コントロール奪取スペルを腐らせることなく活用できるでしょう。

■スペル選択
コントロール奪取スペル10枚を始め、全部で17枚のスペルを投入しています。
・「反逆の行動」「裏切りの血」「攻撃的な行動」…このデッキの屋台骨。相手のフンドシで戦うのは大変気持ちの良いものです。
・「火葬」…コントロール奪取スペルが除去枠も兼ねているので、単なる除去よりも火力の方が腐りにくいでしょう。
・「ヴェールのリリアナ」…プラス能力でウーズを育てるもよし、追加の除去に使うもよし、なカード。コントロール奪取スペルとの併用により、布告したいクリーチャーを狙いやすいのも好印象です。

単純な構成ですが、デッキの方向性を確かなものにするにはこれ位がちょうど良いはずです。

■戦略
1.サクリ台を設置
2.コントロール奪取スペルを堪能する!

■弱点
高速デッキ
ノンクリーチャーデッキ

というわけで本日は以上です!
苦手なデッキはとことん苦手な構成ですが、クリーチャーデッキ相手には馬鹿にならない動きを見せてくれるでしょう。時にはこんな構成で、相手に奇襲を仕掛けるのも面白いかもしれません。
ゼンディカーブロックの退場とともに、スタンダードを去った「バザールの交易商人」。
コントロール奪取スペルや「凶運の彫像」と組み合わせたパクリファイスデッキは、前環境でよく使い込んだものです。

http://jojoring.diarynote.jp/201103022219531988/
http://jojoring.diarynote.jp/201103032226348041/

このクリーチャーがいなくなってから、自分にとってのスタンダードは少しだけ退屈なものになりました…。

しかし、諦めるのはまだ早い!

「バザールの交易商人」や「凶運の彫像」がいなくとも、パクリファイスを組むことは出来るのではないだろうか?
そうして組んだ試作品第一号が、本日のデッキです!
「グリセルブランドの信奉者」デッキ

●土地 24
沼 7
山 7
竜髑髏の山頂 4
黒割れの崖 4
ステンシアの血の間 2

●クリーチャー 19
縞瑪瑙の魔導士 4
グリセルブランドの信奉者 4
スカーズタグの信者 4
壊死のウーズ 4
オリヴィア・ヴォルダーレン 3

●スペル 17
火葬 4
反逆の行動 4
裏切りの血 2
ヴェールのリリアナ 3
攻撃的な行動 4

また明日、解説いたします!

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