先日に引き続き、「研究室の偏執狂」デッキの解説編です!

■ウーズコンボを勝利に結びつける
先日お伝えした通り、今回のデッキは「壊死のウーズ」による下記2つのコンボを堪能することを目的としています。

・「礼儀正しい識者」をコピーした連続ルーター
・「鏡狂の幻」をコピーしたライブラリーアウト

これら2つの動きに共通しているのは、「自分の山札を高速で削ることができる」という点にあります。
コンボ成立による勝利を狙う場合、コンボ成立から勝利に持っていくまでのスピードがキモとなります。
今回のコンボはどちらも自分の山札を削る動きですが、この動きそのものが勝利に近づくものであれば、当然ながら隙は少ないと言えます。
自分の山札を削ることは、通常勝利には結びつきませんが、あるカードが入っていれば話は別です。そう、それこそ「研究室の偏執狂」です!
勝利への手順は至極単純です。

1.どうにかして「礼儀正しい識者」を墓地に落とした上で、「壊死のウーズ」を着地させる。
2.連続ルーターする過程で「研究室の偏執狂」を手札に加え、「鏡狂の幻」を墓地に落とす。
3.引き込んだ「研究室の偏執狂」を着地させ、「壊死のウーズ」で「鏡狂の幻」の能力をコピーし、山札を空にする。
4.ルーターがいる場合はルーターの能力を起動、いない場合はターンが帰ってくるのをドキドキしながら待つ

介在枚数こそ多いように見えますが、実質「礼儀正しい識者」と「壊死のウーズ」の2枚コンボのようなものです。さらに、墓地に落とすのは手札に引き込むよりもずっと楽です。意外に達成の狙えるコンボのような気がしてきませんか…?

■クリーチャーの選択
連続ルーターの回数を稼ぐため、また、「壊死のウーズ」をできる限り強力にするため、このデッキには28枚ものシステムクリーチャーを投入しています!

・「呪文滑り」…システムクリーチャー全般を守ってくれる頼もしい1枚。ウーズで除去を吸いつつ再生、といった動きにも期待が持てるかもしれません!
・「錯乱した助手」…3T目ウーズを可能にするばかりではなく、ちびちびと墓地を肥やしてくれます。
・「マーフォークの物あさり」…パーツを揃えるために役立つクリーチャー。
・「礼儀正しい識者」…今回のキーカード。変身して5/1で殴りにいった場合、ブロックされれば墓地に落ちるのでOK、ブロックされなければ5点削るのでOK、ということになるでしょうか。
・「ジェイスの文書管理人」…パーツを揃える上でも、山札を削る上でも有効なカード。
・「溶鉄の尾のマスティコア」…ウーズでコピーすれば、火力を打ち続けて勝利を狙う選択肢も生まれます。再生付与も嬉しいところ。
・「鏡狂の幻」…1枚挿しなので、毎ゲーム墓地に落とせるわけではないでしょうが、ミル役は他にもいるので問題ありません。使えれば最高、という程度に考えておきましょう。

これだけのシステムクリーチャーがいれば、ウーズとしても動きやすいでしょう。

■キーカードを引き込む一枚
本当はクリーチャーオンリーの構成にしたかったのですが、「禁忌の錬金術」だけは話が別です。
キーカードである「壊死のウーズ」を引き込みつつ、同じくキーカードである「礼儀正しい識者」を墓地に落とす。この仕事をたった一枚でこなしてくれる可能性があるのが「禁忌の錬金術」です。
色的にもバッチリあうので採用するほかないでしょう。

■戦略
1.ルーターやドローなどで墓地に「礼儀正しい識者」を落とし、ウーズを引き込む
2.連続ルーターを起動し、パーツを揃えて山札を空に!

■弱点
墓地対策
「研究室の偏執狂」を除去される

ということで本日は以上です!
「壊死のウーズ」は以前よりずっと相方に恵まれ、使いやすくなってきた印象です。特に「礼儀正しい識者」との組み合わせはかなりの可能性を感じます。
今回は「研究室の偏執狂」エンドを狙ってみましたが、もっと手っ取り早い勝ち方もあるかもしれません。
何か良いアイデアがありましたらご教示いただけると嬉しいです!
いやはや、会社帰りにMacBook Airを買ってしまいました!
ネット上でやたらと評判が良かったのでつい…。
とりあえずキーボードの打ち心地は大変快適ですね!しばらくはこれで更新していこうと思います!

さて、それはさておき、今日も今日とてデッキ構築です!

イニストラードは墓地環境ということで、当然ながら評価が高まっているのが「壊死のウーズ」です!例えば「礼儀正しい識者」をコピーすると…?
礼儀正しい識者 (2)(青)
クリーチャー — 人間 アドバイザー
(T):カードを1枚引き、その後カードを1枚捨てる。これによりクリーチャー・カードを捨てた場合、礼儀正しい識者をアンタップし、その後それを変身させる。
0/1
人殺しの粗暴者
〔赤〕 クリーチャー — 人間 ミュータント
あなたの終了ステップの開始時に、このターン、人殺しの粗暴者が攻撃していなかった場合、人殺しの粗暴者をタップし、それを変身させる。
5/1

識者のルーター能力をコピーして起動し、それによりクリーチャー・カードが捨てられた場合、「壊死のウーズ」は変身ができないため「アンタップし、」の部分までしか再現されません。つまり、捨てるカードがクリーチャー・カードである限り、連続してルーター能力を起動し続けることができます!

ひとたびこの形にはまれば、デッキ内のクリーチャーを全種類墓地に落とすことだって期待できるでしょう。

あるいは、「鏡狂の幻」をコピーすると…?
鏡狂の幻 (3)(青)(青)
クリーチャー — スピリット
飛行
(1)(青):鏡狂の幻のオーナーは、それを自分のライブラリーに加えて切り直す。そのプレイヤーがそうした場合、そのプレイヤーはそのライブラリーの一番上のカードを、《鏡狂の幻》という名前のカードが公開されるまで公開し続ける。そのプレイヤーはそのカードを戦場に出し、これにより公開された他のすべてのカードを自分の墓地に置く。
5/1

壊死のウーズのコピー能力は通常、クリーチャー名を「壊死のウーズ」と置き換えて使用されますが、これはクリーチャー名がオブジェクト自身を指す場合に限った話。「鏡狂の幻」のテキスト内にある「《鏡狂の幻》という名前のカード」という箇所は読み替えられることがありません。
というわけで、場に出されるのは「鏡狂の幻」になり、もしもウーズを起動した時点で「鏡狂の幻」がライブラリーにない場合、ライブラリーは空になってしまいます。

「壊死のウーズ」絡みのコンボは、イニストラード登場により一気に充実しました。
本日はこれらのコンボを使ってみたい!ということでデッキ構築です。
「壊死のウーズ」デッキ

●土地 24
沼 7
島 7
闇滑りの岸 4
水没した地下墓地 4
ネフェリアの溺墓 2

●クリーチャー 32
呪文滑り 4
錯乱した助手 4
マーフォークの物あさり 4
礼儀正しい識者 4
研究室の偏執狂 4
ジェイスの文書管理人 4
壊死のウーズ 4
溶鉄の尾のマスティコア 3
鏡狂の幻 1

●スペル 4
禁忌の錬金術 4

また明日、解説いたします!
先日に引き続き、「燃え立つ復讐」デッキの解説編です!

■フラッシュバックし続けて勝利する!
「燃え立つ復讐」は呪文を墓地から唱えるたびに2点飛ばすエンチャント。
燃え立つ復讐 (2)(赤)
エンチャント
あなたが呪文を1つあなたの墓地から唱えるたび、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。燃え立つ復讐はそれに2点のダメージを与える。

ひとたび貼ることが出来れば、FB呪文がフィニッシャーに変貌します!
大事なのは「唱えるたび」というところで、仮にFBした呪文を打ち消されてもダメージを飛ばせます。
今回はこの「燃え立つ復讐」を主軸にデッキ構築です!

■何色のFB呪文を使うべきか
キーカード「燃え立つ復讐」を擁する赤は確定として、他には何色のカードを入れるべきでしょうか?なかなか甲乙つけがたいところですが、今回は青と黒の二色を追加することにいたしました!
●赤の呪文
・「霊炎」…形が整うまで耐える必要があるため、除去圧は高く保たなくてはいけません。実用性の高いFB除去として必須カードです。
・「捨て身の狂乱」…期待のインスタントドロー。ディスカードでさらにFB呪文を落とせたらウマウマです。FBコストの軽さもGOOD!
・「小悪魔の遊び」…FB付きX火力。特にPWに対処できる柔軟性が魅力です。

●青の呪文
・「熟慮」…優良ドロー呪文。FBによるアドバンテージを稼ぎ続けて勝つ、というのがこのデッキの目指すところですが、その根幹を支えるのが「熟慮」「捨て身の狂乱」です。
・「禁忌の錬金術」…墓地を肥やし、キーカードにアクセスします。無くてはならない一枚。

●黒の呪文
・「夜の衝突」…1枚で6点削る、ダメージソースの要。

以上、計六種20枚のFB付き呪文を投入しました!これらを唱え続けて勝利を目指します!

■除去圧を高める
「燃え立つ復讐」を設置し、墓地にFB呪文を溜め、FBコストが払えるだけのマナを伸ばす。そのような状況に到達するまでは、とにかく耐え続けなくてはならないのがこのデッキの難点です。
耐久力を高めるため、ある程度の除去圧は必須でしょう。
というわけで、FB以外の除去カードを4種11枚投入しました!
・「破滅の刃」「黒の太陽の頂点」…優秀な黒除去二種。FBこそついていませんが、必須カードです。
・「ヴェールのリリアナ」…除去はもちろん、共鳴者としても優秀です。
・「炬火のチャンドラ」…気軽に使える置き除去として。構成的に小マイナスも輝きます。

これだけの除去があれば、時間を稼ぐことはじゅうぶん可能なはずです!

■戦略
1.除去しつつ耐える
2.「燃え立つ復讐」設置後、FBが火を吹く!

■弱点
エンチャント破壊
墓地対策

というわけで本日は以上です!
なかなか勝ち筋が細くなってしまいましたが、綱渡り感が非常に楽しいデッキです!
FBしたくて堪らない方々には、こんなアプローチもおすすめいたします!
イニストラードでは「変身カード」「陰鬱」など数々のメカニズムが登場しました。そんな中でも一番数が多いのは「フラッシュバック」だったりします。
フラッシュバック [コスト]は以下の2つの能力からなる。
このカードのマナ・コストを支払うのではなく[コスト]を支払うことで、あなたはあなたの墓地にあるこのカードを唱えてもよい。
フラッシュバック・コストが支払われている場合、このカードがスタックから離れる場合、他の場所に移動させる代わりに追放する。

マナさえ支払えば、1枚のカードを2回使えるのがフラッシュバック。アドバンテージ好きからしたらタマラナイものがあります。
「フラッシュバックし続けて勝利する」
そんなことが出来ないものか?挑戦をしている方も多いのではないでしょうか。
かくいう私もその一人です!
本日はフラッシュバックを主軸にデッキ構築です!
「燃え立つ復讐」デッキ

●土地 25
島 3
沼 2
山 4
水没した地下墓地 4
竜髑髏の山頂 4
闇滑りの岸 3
黒割れの崖 3
硫黄の滝 2

●スペル 35
夜の衝突 4
霊炎 4
熟慮 4
破滅の刃 3
捨て身の狂乱 3
禁忌の錬金術 4
ヴェールのリリアナ 3
燃え立つ復讐 4
炬火のチャンドラ 2
黒の太陽の頂点 3
小悪魔の遊び 1

また明日、解説いたします!
先日に引き続き、「甲冑のスカーブ」デッキの解説編です!

■環境最高のリアニメイトカードとは?
現環境で最も優れたリアニメイトカード、それは「太陽のタイタン」でしょう。
自身が戦力になりつつ、戦場に出たときと攻撃するたびに何度もリアニメイトが可能な点が非常に強力です。
そも、現在は素だしのできるフィニッシャーが大変多いため、「デカブツを釣り上げる」という従来型のリアニメイトを組む理由は薄くなっています。
「太陽のタイタン」によって小物を沢山釣ってアドバンテージを稼ぎまくる。それこそ、リアニメイトデッキの新しい形です。
そして、そのような構成で輝きを放つのが「甲冑のスカーブ」です!
1/4というがっちりサイズでタイタン着地までの盤面を支え、タイタン着地後は釣れる墓地肥やしとしてタイタンの潜在能力を最大限引き出します。
「太陽のタイタン」と「甲冑のスカーブ」を組み合わせる。それがこのデッキの出発点でした。

■3マナまでの優秀パーマネント達
というわけで「太陽のタイタン」で釣って嬉しいパーマネントを大量に投入しました!
・「幻影の像」…タイタンで釣る対象としてベストなカード。コピー先に適したCIPクリーチャーを大量投入しているので、タイタンが絡まなくても役立つでしょう。
・「刃の接合者」…ただでさえマナレシオの優れたカードですが、タイタンで墓地から引っ張ってこれたらさらに強力です!
・「悪鬼の狩人」…1対2交換のできる強カード。除去の的でしょうが、後々釣ることを考えるとむしろ好都合です。
・「忘却の輪」…万能パーマネントタッチ。アドバンテージが稼げないのが唯一の弱点ですが、タイタンが絡めばその点も解消されます!
・「スカーブの殲滅者」…マナレシオ最強のクリーチャー。構成的に素だしも十分可能です。

釣る対象がこれだけいれば、タイタンも安心して暴れられます!

■プレインズウォーカー二種
デッキ構成と噛み合うプレインズウォーカー二種を投入しました!
・「滞留者ヴェンセール」…CIPクリーチャー全般と好相性。最終的に自陣には大量のクリーチャーが並ぶので、小マイナスも輝きます。
・「記憶の熟達者、ジェイス」…自分の山を10枚削る日がくるとは!?山札の消費が激しいデッキが増えているので、単体のフィニッシャーとしても優秀です。

■スペル二種
構成と噛み合うスペルを二種投入しました!
・「禁忌の錬金術」…ただ強墓地肥やし。
・「熟慮」…こちらもただ強インスタントドロー。エアリークにも役立ちます。

■戦略
1.序盤は墓地肥やしつつ耐える
2.タイタン着地したら急速に盤面が優位に。そのまま押し切る!

■弱点
墓地対策
高速デッキ

というわけで本日は以上です!
墓地利用には対策に弱い、という明確な弱点がありますが、それを補ってあまりある魅力があります!
アレコレ考えるだけで楽しいですね。
イニストラードには優秀な墓地肥やし呪文が大量に存在します。「甲冑のスカーブ」もそんなカードのうちの1枚。
甲冑のスカーブ (2)(青)
クリーチャー — ゾンビ 戦士
甲冑のスカーブが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上から4枚のカードをあなたの墓地に置く。
1/4 

CIPで自分の山を4枚削ることができる上、1/4というがっちりサイズで壁としても役立ちます。3マナという軽さも頼もしく、墓地肥やしでありながら太陽のタイタンで釣ることができるのが素晴らしい!
構成によっては、他の優秀な墓地肥やしを押しのけて使われるレベルのカードと見ることができます。
今回はそんな「甲冑のスカーブ」を活用したデッキを考えました!
「甲冑のスカーブ」デッキ

●土地 24
島 7
平地 7
氷河の城砦 4
金属海の沿岸 4
ムーアランドの憑依地 2

●クリーチャー 20
幻影の像 4
悪鬼の狩人 4
刃の接合者 2
スカーブの殲滅者 2
甲冑のスカーブ 4
太陽のタイタン 4

●スペル 16
熟慮 4
禁忌の錬金術 4
忘却の輪 4
滞留者ヴェンセール 2
記憶の熟達者、ジェイス 2

また明日、解説いたします!
先日に引き続き、「アヴァブルックの町長」デッキの解説編です!

■その町長、凶暴につき
「アヴァブルックの町長」は2マナにして非常に多才なクリーチャーです。
アヴァブルックの町長 (1)(緑)
クリーチャー — 人間 アドバイザー 狼男
あなたがコントロールする他の人間クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
各アップキープの開始時に、直前のターンに呪文が唱えられていなかった場合、アヴァブルックの町長を変身させる。
1/1
吠え群れの頭目
〔緑〕 クリーチャー — 狼男
あなたがコントロールする他の狼男クリーチャーと狼クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
あなたの終了ステップの開始時に、緑の2/2の狼クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
各アップキープの開始時に、直前のターンにいずれかのプレイヤーが2つ以上の呪文を唱えていた場合、吠え群れの頭目を変身させる。
3/3

もしも変身してしまったら3/3トークン製造機となり、ゲームを終わらせるだけの力を獲得します。また、変身しなくても2マナの人間ロードです。
大事なのは後者で、クリーチャータイプ「人間」のカードには、ただでさえ構築級の実力を持ったカードがひしめいています。それをたった2マナで増強できるのですから大変優秀でしょう。
今回はロード「アヴァブルックの町長」を主軸とした人間デッキの形をとりました!

■優秀な人間たち
人間ビートというと緑白が真っ先に考えられるところですが、個人的には断然緑赤を推したいところ。何故なら赤には優秀な人間が沢山いるからです。
・「渋面の溶岩使い」…言わずとしれた最高峰1マナクリーチャー。墓地に弾がないときは2/2になって殴りにいきます。
・「無謀な浮浪者」…変身持ちの新顔。裏返ったらかなりの打点を稼ぐでしょうし、裏返らなかったら、即ち相手が手札を温存できていないということ。どちらでも良いでしょう。
・「嵐血の狂戦士」…狂喜持ちのグッドスタッフ。1マナ域のパンチからコイツが着地したら勝ったも同然です!
・「躁の蛮人」…腐りにくい茶破壊。環境にアーティファクトが一定数存在する今なら、メインから入れられるカードでは?
・「オキシド峠の英雄」…現在の赤の最強カードの一角。人間デッキのフィニッシャーには申し分ない存在でしょう。

単にグッドスタッフを集めた感がありますが、彼らはすべて同一部族「人間」です!町長の庇護の下、大いに暴れてくれるはずです。

■火力選択
「稲妻」を筆頭に、多くの優秀火力がスタンダードを去りました。しかし、まだまだ火力の層は厚いのが頼もしいところです。
変身持ちの働きを阻害しないために、一定数のインスタントは必要不可欠。今回はインスタント火力に絞って投入しました!
・「霊炎」…たかが1点、されど1点。相手の町長対策に。アドバンテージをとれる可能性があるのも好印象です。
・「火葬」…新たな基本火力。
・「硫黄の流弾」…若干クセがありますが、自然と陰鬱を達成できるビートダウンにはすんなり入るカードです。

これら三種のインスタント火力があれば、大抵の脅威には対応できるでしょう。

■戦略
1.人間をとにかく展開!
2.火力で露払いしつつパンチ!

■弱点
全体除去

ということで本日は以上です!
今回は何のひねりもないごく単純な構成ですが、変身カードを使えたので自分としては満足です!
今後長くお世話になる変身カード。早めに慣れるに越したことはないでしょう。
イニストラードにおける最大のトピックは、何と言っても変身カードの登場でしょう!
パックを剥くと、レア枠が残念でも変身カード枠でワンチャン、ということで、剥きの愛好家としては非常に嬉しい限りです。
特に「アヴァブルックの町長」「血統の守り手」等レア枠の変身カードはスーパーシールドで大活躍だった感があります。こいつらは何気に構築でも通用するのでは?
ということで本日は「アヴァブルックの町長」を主軸にデッキ構築です!
「アヴァブルックの町長」デッキ

●土地 24
山 8
森 6
根縛りの岩山 4
銅線の地溝 4
ケッシグの狼の地 2

●クリーチャー 24
渋面の溶岩使い 4
無謀な浮浪者 4
嵐血の狂戦士 4
アヴァブルックの町長 4
躁の蛮人 4
オキシド峠の英雄 4

●スペル 12
霊炎 4
火葬 4
硫黄の流弾 4

また明日、解説いたします!
先日に引き続き、「精神叫び」デッキの解説編です!

■「精神叫び」を徹底活用
「精神叫び」は起動型能力によってパンプアップのできるクリーチャー。
精神叫び (1)(青)
クリーチャー — スピリット(Spirit) 鳥(Bird)
飛行
(2):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上のカードを自分の墓地に置く。精神叫びはターン終了時まで+X/+Xの修整を受ける。Xは、そのカードの点数で見たマナ・コストである。
1/1

「ライブラリートップのマナコスト」というかなり不安定な値を参照していますが、マナコストの軽さと自前の回避能力のおかげで気軽に起動していけるのがウリです。
ただただ軽量フライヤーとしても悪い性能ではなく、墓地利用ギミックの入ったデッキ全般に安定していれられるカードだと思います。
が、本日はデッキの主役として使ってあげたい!ということで、「精神叫び」で殴り勝つ構成を考えました!

●重量級スペルで超強化!
起動型能力によって重量級のスペルをめくり、超強化された「精神叫び」で殴り勝つ。それが今回の勝ち筋になります。
重量級のスペルを安定してめくるためには、ライブラリートップの積み込みを行えば良いわけですが、積み込んだ後に2マナ払う必要があることを考えると、積み込みにマナをかけることはできません。
もっとも軽く、確実性の高い積み込みとはなんでしょう?私がたどり着いた答えは「墓地肥やしと回収の併用」という形でした。

●墓地肥やしと回収
今回のセットには優良な墓地肥やし呪文がたくさんあります。今回はその中でも特に使いやすそうな二種を投入しました!
・「根囲い」…今セットの私的ベストカード。このカードさえあれば土地事故とは無縁ですし、墓地を肥やす効率も良好です。長くお世話になりそうなカードです。
・「禁忌の錬金術」…キーカードを掘り起こしたいコンボデッキ、あるいは墓地をリソースとして活用したデッキには安定して入れられるでしょう。なんと、今回はその両方です!

回収スペルに関しても、機が熟すのを待っていたかのように優秀なカードが揃っています!
・「回収」…シンプルイズベストなカード。
・「有毒の蘇生」…ファイレクシアマナ版の上位互換。

ガンガン墓地を肥やし続けて、目当てのカードが落ちたらライブラリートップに移動させる。墓地肥やしはドローよりも効率が良いので、形を整えるのは容易なことのはずです!

■精神叫びを引けなかった場合
今回は「精神叫び」に大きく頼った構成になっていますが、毎度必ず「精神叫び」に出会えるとは限りません。
そんなときのために、「精神叫び」同様積み込みと好相性なカードを用意しました。
そう、それこそ「願いのジン」です!
「精神叫び」の餌になり損なった重量級呪文は、ジンで踏み倒してしまいましょう!

なお、5T目着地、6T目始動、というのは動きとしては悠長なので、その点は気をつける必要があります。このスロットは「熟慮」などのドローに変えても良いかもしれません。

■重量級スペルの選定
重量級スペルについては、重ければ何でも良い、というのが正直なところですが、まかり間違って唱えることができるかもしれません。一応色のあうカードを投入しています。
・「核の占い師、ジン・ギタクシアス」はライブラリーに戻らないカードの中では最重量のカードです。見た目もカッコ良いので4積み安定なのでしょう。
・「法務官の相談」は墓地肥やしを行うこのデッキとは相性抜群。唱える機会はほとんどないでしょうが、シナジーがあるとやっぱり気分も変わります。見えない所のお洒落のようなものでしょうか。

■改良案
現状カウンター呪文が「マナ漏出」のみですが、これは増量しても良いかもしれません。というのも、意外にインスタントタイミングで動けるデッキだからです。「雲散霧消」辺りの新顔を少し挿すとお洒落かもしれません。

■戦略
1.「精神叫び」着地
2.墓地肥やしつつライブラリートップに積み込み
3.超強化してパンチ!

■弱点
・墓地対策
・相手への干渉手段の少なさ

というわけで本日は以上です!
今回は「精神叫び」をテーマにデッキを組んでみましたが、いかがでしたでしょうか?まだまだ不安定な構成ですが、墓地をいじっているだけで幸せな気持ちになれます!
「精神叫び」、新しい刺激を求めている方にはオススメのカードです!
どうもお疲れ様です!
この週末、多くの方が新セットを触っていることと思います。自分の方は金曜夜から夜通しスーパーシールドに興じておりました!
「アヴァブルックの町長」や「血統の守り手」辺りがかなり強力だった印象ですが、果たして彼らは構築にも使われるのでしょうか?今後が楽しみです!

それはそれとして、今回のブースターで最初に引いた記念すべきレアは「精神叫び」でした!
今回は「精神叫び」を使ってデッキ構築です!
「精神叫び」デッキ

●土地 24
島 10
森 10
内陸の湾港 4

●クリーチャー 12
精神叫び 4
願いのジン 4
核の占い師、ジン・ギタクシアス 4

●スペル 24
有毒の蘇生 4
回収 4
マナ漏出 4
根囲い 4
禁忌の錬金術 4
法務官の相談 4

また明日、解説いたします!
先日に引き続き、「心なき召喚」デッキの解説編です!

■「心なき召喚」とCIPクリーチャー
「心なき召喚」は、若干のサイズと引き換えにクリーチャーのマナコストを軽減するエンチャント。
ある程度重いクリーチャー全般が相方となり得ますが、特に相性が良いのは着地した時点で仕事をするCIPクリーチャーでしょう。
CIPクリーチャーは抱き合わせのぶんもともとマナレシオが良好ですが、「心なき召喚」によってコストが軽減されれば、さらに破格の存在になります。
というわけでこのデッキには四種16枚のCIPクリーチャーを投入しました!
・「真面目な身代わり」は「心なき召喚」に相応しいカードでしょう。もしも二枚貼りしていたら0マナキャントリップ付きランパンということで、夢が膨らみます。
真面目に頑張っている人ほどこき使われるのは世の常なのでしょうか^^;
・「酸のスライム」は緑を代表するクリーチャーと言えます。2/2接死持ち、という絶妙なサイズは、今このときのために用意されていたのかもしれません。
・「非道の総督」は唱えられさえすれば、環境内でトップクラスに器用なクリーチャーでしょう。テンポよく使えれば光るはずです。
・「虐殺のワーム」は、これまで「墓所のタイタン」の陰に隠れていましたが、ついに能動的に選択する理由が生まれました。「心なき召喚」と併用すると、タイタンの方は大幅にパワーダウンしてしまいますが、ワームならば大丈夫です!これを機に評価が見直されるかも…?

上記四種のCIPクリーチャーが控えていれば、「心なき召喚」を効果的に使えることでしょう!

■リアニメイトでさらに活用
きっちり仕事をしてくれるCIPクリーチャー達。「心なき召喚」で安く使うだけでも強力ですが、さらに活用できたらどうでしょう?
ということで、このデッキには「囁く者、シェオルドレッド」「黴墓の大怪物」という二種類のリアニメイトクリーチャーを投入しました!
どちらもクリーチャーなので「心なき召喚」の恩恵を受けられますし、互いが補いあって強力に運用できる可能性もあります。
仕事をこなせるCIPクリーチャー達を、墓地で休ませずに働かせ続けたら…?不憫ですが、お得なことは確かですね!

■その他スペル
大型クリーチャーが多く、現状かなり大雑把な構成なので、残るスロットには軽めのカードを入れたいところ。ということで以下三種のスペルを投入しました!
・「不屈の自然 」は、「心なき召喚」の代替品として十分とは言えませんが、ベターな選択肢ではあるでしょう。黒緑というカラーを選択したのも、このカードがあるからこそ。
・「四肢切断」は小回り抜群。黒マナの有無によらず、強く使える一枚です。
・「祭壇の刈り取り」は仕事を終えたクリーチャーをドローに変換するカード。ここまで来たら、クリーチャーにはとことん厳しい仕打ちを与えましょう!

■戦略
1.「心なき召喚」設置
2.CIPクリーチャーをポンポンだす
3.リアニしつつ攻め続ける

■弱点
全体除去
エンチャント破壊

ということで本日は以上です!
一応仕事の方は山を超えたので、今後は更新を再開していきます。
明日はいよいよ発売日!ということで、自分は代休をとりました^^新カードをしっかり堪能したいと思います!
皆様どうもお久しぶりです!久々の更新になります!
このところ、仕事の納期で立て込んでおりまして、会社に寝泊まりする生活を送っておりました。。
カードをロクに触ることもできず、眠い目をこすってひたすら作業ということで、なかなかどうして辛い日々でした…
そんな中でもイニストラードのチェックは欠かさずに行っていたのですが、自分の境遇とぴったり重なるカードを発見しました!
心なき召喚 (1)(黒)
エンチャント
あなたが唱えるクリーチャー呪文は、それを唱えるためのコストが(2)少なくなる。
あなたがコントロールするクリーチャーは-1/-1の修整を受ける。

なんともお誂え向きのカードです。自分もこのところ召喚され続けていたので、マイナス修整を受けるクリーチャーの気持ちがよく分かります!
このカードでデッキを組まないことには、自分の中でのイニストラードは始められません!
ということで本日のデッキです。
「心なき召喚」デッキ

●土地 24
沼 10
森 10
森林の墓地 4

●クリーチャー 20
真面目な身代わり 4
酸のスライム 4
非道の総督 4
虐殺のワーム 4
黴墓の大怪物 2
囁く者、シェオルドレッド 2

●スペル 16
不屈の自然 4
心なき召喚 4
祭壇の刈り取り 4
四肢切断 4

また明日、解説いたします!
先日に引き続き、「マナの座、オムナス」デッキの解説編です!

■オムナスと剣
「マナの座、オムナス」は緑マナを次ターン以降に持ち越せる能力と、マナ・プールにある緑マナ1つにつき+1/+1の修正を受ける能力を持っています。
1枚でマナの加速役と受け皿とを兼ねており、自己完結したカードと言えます。そのまま使っても非常に強力なカードでしょう。
弱点としては、回避能力とサイズ以外の除去耐性を持っていない点。アタッカーとしては少々不安が残るところです。
その2点の弱点を解消するために、今回は「饗宴と飢餓の剣」を投入しました!
「饗宴と飢餓の剣」さえあれば黒と緑に対するプロテクションがつき、回避能力、除去耐性ともに安心できる水準に到達します。
さらにダメージ誘発に伴う土地のアンタップはオムナスと相性抜群!通常の二倍速で膨れ上がることができるようになります!
いたって安直な組み合わせではありますが、だからこそ、落ちてしまう前に実践しておきたいところです。

■マナクリーチャーの投入
オムナスに早期アクセスし、着地後もガンガン成長させるために、マナクリーチャーを8枚投入してあります。
・「極楽鳥」は最高品質のマナクリーチャー。飛行のおかげで、剣の装備先としても重宝します。
・「草茂る胸壁」は並んだ時の爆発力を買って投入です。緑頂点のおかげで並べるのも容易いでしょう。

■緑頂点とシルバーバレット
オムナスや胸壁を安定して呼び出すため、「緑の太陽の頂点」を投入してあります。
マナが出やすい構成のため、緑頂点に限らずXマナ呪文との相性は良好でしょう。
せっかくサーチが入っているので、シルバーバレットとして下記の二枚を仕込んでいます。
・「最後のトロール、スラーン」は全体除去への耐性として投入しています。
・「飢餓の声、ヴォリンクレックス」はオムナスのベストパートナー。オムナスはヴォリンクレックスの早期着地に貢献し、ヴォリンクレックスはオムナスの超強化に貢献します!二体が並べば可能性は無限大です!

■剣とガラク
さらにオムナスと相性の良いカードとして、「戦争と平和の剣」「原初の狩人、ガラク」を投入しています。
・「戦争と平和の剣」もまた回避能力、除去耐性を付与します。
・「原初の狩人、ガラク」はただ強ではありますが、膨れ上がったオムナスがいる時に鬼ドローをする、という大事な仕事を担っています。

■コントロールカードたち
デッキの大枠が非常に大雑把なため、コントロールカードを厚めに12枚とってあります。
・「ギタクシア派の調査」「四肢切断」というファイレクシアマナ呪文は、緑単色で使える高品質なコントロールカードです。ライフの損失は気になりますが、柔軟性が高められれば御の字でしょう。
・「内にいる獣」は構成さえあえばただ強なカード。今回は壁とガラクがいるので問題なく強力でしょう。

■戦略
1.マナクリーチャーで加速
2.オムナス着地
3.剣つけてパンチ!

■弱点
全体除去

というわけで本日は以上です!
初めてワールドウェイクのスポイラーでオムナスを見たとき、興奮しつつ色々なデッキを妄想したものです。あれから1年半が過ぎ、お別れの時が近づいていますが、初めて見たときの感動は不思議と色あせてはいません。
残すところ2週間ほどですが、落ちる直前までしっかり使い倒していきたいところです!
このところ仕事が忙しく、なかなかデッキ作成に手が回らない状況が続いております、、
イニストラードのカードプールが確定する頃には落ち着きそうなので、その頃にはバシバシ組んでいきたいところです!!

とは言え、出会いあるところ別れあり、長らく親しんできたゼンディカーブロックの面々とも今月でお別れです。思い残すことがないよう、「これだけは」というカードは使っておかねばならないでしょう。
というわけで本日は「マナの座、オムナス」でデッキ作成です!
「マナの座、オムナス」デッキ

●土地 24
森 20
地盤の際 4

●クリーチャー 14
極楽鳥 4
草茂る胸壁 4
マナの座、オムナス 4
最後のトロール、スラーン 1
飢餓の声、ヴォリンクレックス 1

●スペル 22
ギタクシア派の調査 4
四肢切断 4
内にいる獣 4
饗宴と飢餓の剣 3
戦争と平和の剣 2
緑の太陽の頂点 3
原初の狩人、ガラク 2

また明日、解説いたします!
いやー、来ましたねぇ「ヴェールのリリアナ」!
ディスカードエンジンということで、リアニメイト系のカードと組み合わせたいところですね!現状でいくと「裏切り者グリッサ」?はたまた「太陽のタイタン」?辺りが有力な相方でしょうか。
カードプールの全容が明らかになるまで注視していきたいところです!

それはさておき、先日に引き続き「ジェイスの文書管理人」デッキ その2の解説編です!

■手札を消費する快感
今回は「ジェイスの文書管理人」を主軸に、青赤のバーンデッキを制作いたしました!
「ジェイスの文書管理人」は、こちらの手札消費が激しければ激しいほど、お得に使えるカードです。
今回はその性質を活かし、軽量呪文を大量に投入し、手札を溶かせる構成を目指しました!
●火力
「稲妻」と「噴出の稲妻」です。
火力呪文を消費することは、即ち勝利に近づくことと言えるでしょう。各4枚ずつ唱えればちょうど20点ですね!

●バウンス
「ジェイスの文書管理人」と合わされば、バウンスは除去に変貌します!
相手の手札をダブつかせれば、ドロー枚数にも期待が持てそうですね。

●システムクリーチャー
「渋面の溶岩使い」「呪文滑り」とも、手札を回し始める前に設置できるクリーチャーです。
・「渋面の溶岩使い」の墓地追放コストも、この構成なら無いも同然です!安定した2点砲台として、ボードを制圧してくれるでしょう。
・「呪文滑り」は「ジェイスの文書管理人」「渋面の溶岩使い」のボディーガードとして。相手の火力対策にもなりますね。

■5枚目の管理人として
「ジェイスの文書管理人」のほか、追加の手札回しとして「燃え立つチャンドラ」を採用してみました!
チャンドラと相性最高、デッキ内の他のカードともシナジーのある「チャンドラのフェニックス」も自動的に採用です!
管理人とチャンドラが並べば思う様手札を浪費できるでしょう!

■管理人の燃料として
「ジェイスの文書管理人」は、ゲームが進んで手札を使いきる局面になると、途端にパワーダウンしてしまうのが難点です。そのため終盤の燃料として「彼方の映像」を採用してみました!
相手に得をさせるのは癪ですが、こちらの方が手札消費は得意なはずです!

■戦略
1.システムクリーチャーを設置
2.手札消費しつつ手札リセットをかけ続ける!

■弱点
全体除去

というわけで本日は以上です!
対抗色マナサポートが充実すれば、色の組み合わせにも広がりが生まれます!欲を言えばもう1サイクル欲しいところですが、流石に期待し過ぎでしょうか?
何にせよ新情報のチェックを続けていきたいところです!
イニストラードでは対抗色M10ランドが来るようですね!
今後は対抗色デッキがこれまでよりもグッと身近になりそうです。
5つのカラーバリエーションがありますが、自分としては器用さ際立つ「青赤」という組み合わせに最も惹かれるところです!
本日はイニストラードの対抗色土地に期待しつつ、青赤のデッキを組んでみようかと思います!
「ジェイスの文書管理人」デッキ その2

●土地 24
島 8
山 8
沸騰する小湖 4
広漠なる変幻地 4

●クリーチャー 16
渋面の溶岩使い 4
呪文滑り 4
ジェイスの文書管理人 4
チャンドラのフェニックス 4

●スペル 20
稲妻 4
噴出の稲妻 4
送還 4
彼方の映像 2
乱動への突入 4
燃え立つチャンドラ 2

また明日、解説いたします!
先日に引き続き、「二重の詠唱」デッキの解説編です!

■「二重の詠唱」と相性の良いカードは…?
二重の詠唱は、戦場に出ているクリーチャーと同名のクリーチャーカードをサーチし、戦場に出すことのできる豪快なソーサリーです。
6マナというコストは無視できない重さですが、デッキ構成次第では割のいい呪文になると考えられます。以下、相性の良さげなカードを列挙してみます!

●「草茂る胸壁」
低マナから展開でき、並べば並ぶほど爆発的なマナを生み出せるクリーチャー。
マナ加速能力によって、早期ターンに「二重の詠唱」にアクセスできるようになる点も素晴らしい。
「二重の詠唱」の相方として相応しいカードと言えます。

●「炬火のチャンドラ」
置き余韻であるこのカードは「二重の詠唱」の爆発力をさらに高めてくれます。イメージ的には二重詠唱をさらに詠唱破棄する、といった雰囲気でしょうか。
若干自信がないのですが、コピーした場合、デッキ内の同名クリーチャーを全て戦場に出せるのではないかと思うのですが、どうなのでしょうか??
とまれ1体が3体になるだけでも十分強力であると思います!

●各種速攻クリーチャー
今回は「復讐蔦」「オキシド峠の英雄」「ガイアの復讐者」を投入しましたが、チャンドラとの相性を鑑みて「チャンドラのフェニックス」を追加しても良さそうです!
言わずもがな、増えたそばから殴りにいけるため奇襲性が抜群です。
「二重の詠唱」をエンドカードにしてくれる重要な存在です。

以上のカードを併用すれば、「二重の詠唱」は十二分に機能してくれるはずです!

■緑の太陽の頂点が潤滑油
「二重の詠唱」はクリーチャーありきのカードであり、戦場にクリーチャーがいないことには腐ってしまいます。
デッキ内のクリーチャー数を水増しするために、「緑の太陽の頂点」は重要な役割を占めるカードになります。
このカードと「二重の詠唱」を併用すれば、あなたは毎ゲーム思いのままにクリーチャーと出会うことができるでしょう!

■改造案
今回は話の早さと中盤のプレッシャーを重視し、速攻軍団を投入しました。が、このデッキには他の形も考えられるでしょう。
●ビッグマナ方面に尖らせる
「草茂る胸壁」の大量マナを活かし、「火の玉」などのX火力を投入するのも良いでしょう。防衛仲間として「絡み線の壁」「蔦の壁」などを投入すれば、どっしり構えてマナを伸ばせるはずです。
柔軟性を持たせるため、X火力に加えて「緑の太陽の頂点」でファッティーを引っ張ってくるのも良さそうです。
フィニッシュまでに介在するカード枚数こそ増えてしまいますが、ロマン溢れる形です。

●ランデス方面に伸ばす
「酸のスライム」「侵略の寄生虫」「非道の総督」など、CIPランデスのできるクリーチャーを積みまくるのも面白そうです。
大将にはやはり「テラストドン」なのでしょうか!
嫌がらせが好きな方にはピッタリな形でしょう。

●同盟者を超強化
当然ながら同盟者を増やすのも楽しいでしょう。「カズールの大将軍」「タクタクの潰し屋」「ムラーサの紅蓮術士」辺りはやってくれそうな雰囲気がぷんぷんです!

いやはや、考えるだけで楽しいですね!

■戦略
1.速攻軍団で攻め続ける
2.「二重の詠唱」でゲームエンド!

■弱点
打ち消し呪文
全体除去

というわけで本日は以上です!
「二重の詠唱」、噛めば噛むほど味わい深いカードです!
派手好きの方は一回試してみると良いかもしれません!
先日、イニストラードのプロモカードが公開されましたね!
太陽と月のアイコンがついた風変わりなカードのようですが、果たしてどんな能力を持っているのでしょうか?続報が非常に楽しみですね!
ともあれ詳細が判明するまでは、現状のカードプールを堪能して参ります!

さて、M12にて登場した「二重の詠唱」は、変則的ながら強力なサーチカードです。
二重の詠唱 (5)(緑)
ソーサリー
あなたがコントロールするクリーチャー1体につき、あなたはあなたのライブラリーからそのクリーチャーと同じ名前を持つクリーチャー・カードを1枚探してもよい。それらのカードを戦場に出し、その後、あなたのライブラリーを切り直す。

それなりに重いですが、コストに相応しいド派手な効果の持ち主と言えます!
本日はこのカードでデッキ構築です!
「二重の詠唱」デッキ

●土地 24
山 6
森 6
根縛りの岩山 4
怒り狂う山峡 4
動線の地溝 4

●クリーチャー 16
草茂る胸壁 4
復讐蔦 4
オキシド峠の英雄 4
ガイアの復讐者 4

●スペル 20
稲妻 4
探検 4
緑の太陽の頂点 4
炬火のチャンドラ 4
二重の詠唱 4

また明日、解説いたします!
先日に引き続き、「嵐血の狂戦士」デッキの解説編です!

■自然な達成を目指して
狂喜クリーチャーを運用する上で、最も大切なのは「どれだけ自然に狂喜を達成するか」という点に尽きる、と考えられます。
狂喜というのはシンプルな能力で、例え達成したところで「マナレシオがよくなる」という見返りしかありません。
そのため、狂喜を達成するためだけに「はらわた打ち」など専用スロットを割いたところで、単に手間をかけてレシオの優れたカードが出てくるだけで、デッキの総合力には期待が持てないでしょう。
もともと本体にダメージがいきやすいデッキ構成で運用することが大事になってくると思われます。
今回はそのような考えのもと、他の役割を持ちつつ直打を飛ばせるカードをチョイスしました。
●PIG軍団
「ゴブリンの付け火屋」「危険なマイア」は貧弱サイズのクリーチャーですが、アタックして返り討ちにあおうと本体ダメージを飛ばせます。また、ブロッカーとしても有用なカードです。

●「ゴブリンの先達」は最高級のウィニー。速攻による奇襲のおかげで、ダメージを通しやすいカードです。

●「狡猾な火花魔導士」はタフ1クリーチャーの多い相手には悪魔のような強さを誇るカードです。場に残る限り狂喜達成を狙えるため、後顧の憂いがなくなるでしょう。

●「炬火のチャンドラ」はただ強ティム。片手間で狂喜達成しつつプレッシャーを与えていけるのが素晴らしいです。大変強力なカードのため、「危険なマイア」辺りを削ってさらに増量しても良さそうです。

上記18枚のカードがあれば、狂喜も自然と達成できるはずです。

■狂喜クリーチャー選択
このデッキの主軸となる狂喜クリーチャーですが、他のスロットの兼ね合いもあり二種8枚の投入になっています。
・「嵐血の狂戦士」は狂喜クリーチャーの中で最も高性能なカードです。序盤から展開できれば、相当なダメージを稼ぎ出してくれるでしょう。
・「血まみれ角のミノタウロス」はかの「ファイレクシアの抹消者」と同等の4マナ5/5というナイスサイズ。赤いクリーチャーとしてはなかなか画期的な存在でしょう。

■「バジリスクの首輪」で除去力を高める
「狡猾な火花魔導士」のほか、「ゴブリンの付け火屋」「危険なマイア」と相性の良いカードが多いため、「バジリスクの首輪」を入れてみました!
首輪魔導士を完成させるも良し、付け火屋やマイアに装備して牽制するも良し、ということで、特にクリーチャーデッキ相手にかなり効果的なカードです。

■その他スペル
その他スペルとして、「稲妻」「テゼレットの計略」を投入しています。
どちらも「炬火のチャンドラ」でコピーするのにちょうど良いカードであり、汎用性も高いです。
特に「テゼレットの計略」はドローの片手間に狂喜クリーチャーを強化できるのが素敵ですね。

■戦略
1.自然な流れで狂喜達成しつつ攻める
2.首輪魔導士やチャンドラでプレッシャーを与えつつ攻め切る

■弱点
全体除去

というわけで本日は以上です!
地味ながら確実に高性能な狂喜クリーチャー。うまく使えれば、新しいビートの形が見えてくるかも?試してみる価値はありそうです!
M12のゲストキーワード、「狂喜」。
対戦相手にダメージが与えられているか否かで、クリーチャーのサイズが変わる能力です。
サイズが変わるだけ、というのは一見地味ですが、着実な強さがあります。達成するための条件が緩い点も踏まえると、なかなかどうして実用的な能力でしょう。
本日は「狂喜」をテーマにデッキ構築に挑戦です!
「嵐血の狂戦士」デッキ

●土地 24
山 20
地盤の際 4

●クリーチャー 24
ゴブリンの付け火屋 4
ゴブリンの先達 4
危険なマイア 4
嵐血の狂戦士 4
狡猾な火花魔導士 4
血まみれ角のミノタウロス 4

●スペル 12
稲妻 4
バジリスクの首輪 2
炬火のチャンドラ 2
テゼレットの計略 4

また明日、解説いたします!

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